<春のかみしばい>子どもたちに人気のだんごむしが主人公『だんごむしのころちゃん』
子どもたちに人気のだんごむしが主人公の、ロングセラー紙芝居をご紹介します。
だんごむしのころちゃんは、あまえんぼう。
きょうだいたちとお母さんの胸にだかれて大きくなりました。
お母さんに、おちばを食べることを教えてもらったころちゃん。
「そんなもの たべられないよ」
けれど、しぶしぶ、たべてみると……
「おいしい!」
ひとりでおちばのご飯が食べられるようになり、
体も大きく灰色になったころちゃんは、
お母さんとはなれて、ひとりでくらすことになりました。
お母さんに、敵にであったら丸くなることを教えてもらったころちゃん。
ひとりで外にでていくと、アリやカマキリがあらわれて、ころちゃんを食べようとしますが……!?
脚本は、農学博士で元多摩動物園昆虫飼育係長の経歴をもつ高家博成さん。
だんごむしの殻の脱ぎ方や、食べ物、身の守り方など、生態に基づいた科学的な知識を、子どもたちに楽しく伝えています。
他にも、ミミズやモグラ、セミの幼虫など様々な生き物が登場し、セミの羽化なども描かれます。
脱皮や寿命、オスとメスの区別など、著者によるだんごむしの解説もついており、生き物への知識や関心が深まる紙芝居です。
12場面/3歳から
(高家博成 脚本/仲川道子 画)
▼この作品が収録されている紙芝居セット
だいすき!ちいさないきもの (全7巻)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494070787
▼本作を元にした絵本も刊行されています。
『ころちゃんはだんごむし』
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494003273
「かわいいむしのえほん (全10巻)」
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494041497