<新刊>魚が「一匹」、それとも「一尾」? 日本語の奥深さ、言葉のおもしろさにふれる『日本語の数えかた図鑑』
突然ですが、スーパーの鮮魚コーナーにならぶ、さまざまな魚を思い浮かべてみてください。
タイ、「一尾」。
ヒラメ、「一枚」。
サンマ、「一本」。
お刺身用のマグロ、「一さく」。
……お気づきですか?
「魚」という同じ種類ではありますが、姿や状態によって、数えかた(「助数詞」といいます)が変わるのですね。
魚が生きているときは「一匹」と数えますが、獲物・商品となったときに「一尾」に。
ヒラメにように平たい形なら「一枚」、サンマのように細長い形なら「一本」、身を短冊状に切ると「一さく」――といったように、それぞれに合った数えかたがあり、使い分けられているのです。
本書では、「生きもの」「身につけるもの」などのカテゴリ別に、日本語のもつさまざまな数えかたを調べることができます。
「『頭(とう)』で数えるようになったわけ」、「和だんすを『棹(さお)』で数えるようになったわけ」など、数えかたにまつわるコラムや豆知識も数多く掲載されています。
本書の監修をつとめた筑波大学附属小学校教諭の青木伸生先生は、日本語のもつ多様な数えかたについて、こう書いています。
日本語の豊かさも感じられる、数えかた。
子どもたちが楽しみながら、さまざまな発見ができる1冊です。
小学校4年生の国語の単元「日本語の数え方について考えよう」にぴったり。
ぜひご活用ください。
87ページ、小学校中学年から。
(青木伸生・監修)
(広告宣伝担当・はな)
この本を読んで、たんすを「棹(さお)」と数える理由がわかりました! 数えかたから、その対象と日本人がどのように関わってきたのかも見えるよう。日本語のもつ豊かさを大切にしていきたいと、改めて感じます。
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