算命学余話 #R15「カストロを占う」/バックナンバー
現代史に名を残す大物が亡くなりました。キューバ革命を成し遂げ、その後国家のトップとして永らく君臨し、90歳でこの度大往生したフィデル・カストロ氏に対する評価は、その人が冷戦時に西と東のどちらに属していたかで大きく分かれているようです。そしてその東西の分かれ目はそのまま貧富の格差でもありました。
東側世界の総本山であるソ連が91年に崩壊した後、後ろ盾を失ったカストロはそれでも社会主義を辞めず、カネの亡者となって襲いかかる資本主義者の魔手から国民を守り続けました。同じ社会主義国家の独裁者といっても、北朝鮮やシリアの元首とは随分様相が違います。キューバで金儲けさせてもらえなかった人たちは彼を悪く言いますが、貧しくても魂は売らずに済んだキューバ国民は彼を国家功労者として大いに称えている。カストロ氏の真の姿はどちらなのでしょう。鑑定してみます。
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