算命学余話 #R47「司禄星を基礎から考える」/バックナンバー
ロシア文学者の亀山郁夫氏は六人兄弟の末っ子で、母親の臨終時は国費留学生としてロシア滞在中だったため最期を看取ることができませんでした。残りの五人の兄弟はいずれも母親を看取ったのですが、意外にも兄たちは末っ子を羨ましがっているそうです。なぜなら母親の訃報を海外で受け取り死に顔を見なかった亀山氏は、いまでも母親が生前の姿で夢に出て来るからです。しかし兄たちの夢に母親が現れることはなく、それはきっと死に目に臨席したため厳然たる死を受け入れざるを得ず、その影響で生前の母の姿が遠のい