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算命学余話マガジン #U61~U70

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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#算命学余話

算命学余話 #U70「害の性質を考える」/バックナンバー

 寄生虫学や感染免疫学がご専門の藤田紘一郎氏の著書『血液型の科学~かかる病気、かからない病気』によれば、血液型は人間の性格に影響を及ぼしてしているという。曰く、「腸は動物の進化の過程で最初に出来た臓器です。腸の周りに脳が生まれ、続いてその他の器官ができました。脳の情報は脊髄と自律神経を通じて腸管粘膜の中にある神経細胞にすべてが伝達されます。「腸は第二の脳」といわれている由縁です。腸には血液型物質が非常に多く含まれており、その腸が脳と密接なつながりを持っていることを考えると、血

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算命学余話 #U69「守護神#3 甲×秋」/バックナンバー

 「古来より遊牧を生業としてきたモンゴル人の知恵によれば、当地の羊の群れの中には必ずヤギを混ぜる。割合はおよそ100:1。なぜかというと、羊は群れへの帰属意識が強い動物なので足元の草を食べ尽くすと動かなくなり、やがて群れ全体の毛づやや肉質が悪くなってしまう。これに対しヤギは群れない性質なので、草がなくなれば新たな草を求めて勝手に移動する。するとヤギの移動に釣られて羊たちはぞろぞろと移動し、また新しい草を食べられるという仕組みだ。だから遊牧においてヤギは是非とも必要なのだ。共同

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算命学余話 #U66「安楽死の事例」/バックナンバー

 前回の余話#U65では三分法から人生全体を論じるに当たって、最近安楽死を断行した米国人女性に対する客観的評価を試みてみましたが、この人の生年月日が公開されていたので、今回は実際に宿命を算出して具体的な人物像とその最後の選択に至る道のりを探ってみます。  前回の内容からしてお判りのとおり、私はこの女性に対する否定的な見解を隠しておりませんが、その原因は安楽死したからではなく、それを事前に公表しネットで宣伝したからです。何という自己顕示力の強さでしょう。自分の命と引き換えにホ

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算命学余話 #U63「心優しき車騎星」/バックナンバー

 党内外から一般世論に至るまで幅広く物議を醸した集団的自衛権の行使に関する強硬的な閣議決定がなされたのは、ほんの数カ月前のことです。なぜこの時期に安部首相はこのテーマを急いで進めたのか。近日中に米国がどこかの国を攻めるからその前に決めておけと米国政府の圧力でも受けたのかと、いろいろ良からぬ想像をしないでもありませんでしたが、果たして米国は間もなくイスラム国を目標とした空爆を開始し、次いで西欧諸国や豪州も参戦しました。  日本はというと、なんと例の閣議決定を急いだお蔭で、日本に

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