ヘリから廃物件などを探す旅
2024年9月、名古屋空港→名古屋城→名古屋空港のルートで飛ぶ観光用ヘリコプターに乗ってきました。
そのルートにはこれまで探索してきた数々の廃道・廃線・未成線などの廃物件が見えるルートが存在します。
今回は上空からこれまで探索してきた廃物件、これから探索する廃物件などを見ていく記事です。
最後まで見てくれると嬉しいです。
前置き
今回使用したプランはこちら
人数は2〜3人、料金は人数問わず3万3000円で可能な空の旅
中の人が座った位置は名古屋城ではなく名古屋駅が見える方だったため外側の写真が多くなっている点を留意してほしい
(だからこそヘリから廃物件などを探す旅という企画が成立したのもある)
本編
名古屋空港〜楠JCT付近
愛知県西春日井郡豊山町のヘリからの写真
この付近には水田や住宅地が広がっている
わずか1枚の間で愛知県北名古屋市に突入
ここの地形は上から合瀬川、中江川、大山川の順番に並んでいる
名古屋という名前があるとはいえ、名古屋市とは別の自治体でありまだ田舎っぽい風景が広がっている
ここで突如カメラが清洲城付近へズーム
そこには一体何があるのか…
名古屋第二環状自動車道と城北線の並び
分岐点付近にはmozoワンダーシティというショッピングモールが建っている
一方その頃反対側では楠JCTが撮れていた
高速のランプがハート形に見えるから恋の聖地になりそう
楠JCT〜名古屋駅・名古屋城付近
先ほど清洲城付近へズームしたカメラの真相はここにある
この付近には国鉄瀬戸線の未成線がある
分かりやすいように色をつけてみた
この画角からだと未成線はほぼ直線上に並んでいる
国鉄瀬戸線の未成線の記事はこちら↓
愛知県名古屋市西区の庄内緑地付近
庄内川の存在感が非常に強い
庄内緑地の対岸側の様子
手前には学校、奥には新幹線の車両基地が見える
こちらも名古屋市西区の様子
画像中央あたりに工場が見える
さらに奥には名鉄名古屋本線、仮設の枇杷島橋、東海道本線+東海道新幹線の橋梁が並んでいる
場所は変わって愛知県名古屋市中区・中村区のヘリからの写真
名古屋駅やその周辺のビル群がはっきりと見える
ちなみにこの写真に写ってる未成線や廃線に色をつけてみると…
なんとこんなにもある
南方貨物線・名古屋港線・八田国鉄貨物連絡線・白鳥線の4つが写っている
この中だとまだ半数しか探索を終えていないから恐ろしい
南方貨物線の記事はこちら↓(執筆当時はpart5まで完成)
一方その頃反対側では名古屋城が撮れていた
ヘリの直下には名鉄の廃線跡もあったが流石に撮れていない模様
名古屋駅・名古屋城〜大曽根付近
名古屋駅やその周辺のビル群を少し別の角度から撮った写真
遠くを見ると名古屋港や木曽川がうっすらと見える
名古屋市中区栄付近のヘリからの写真
個人的な話になるが、この付近でアドトラックを撮ってたら〇〇に出会えて今もなお少しハマってる
その時のブログ記事はこちら↓
名古屋市東区や千種方面を向いたヘリからの写真
名古屋駅周辺も同様、普段から来ている街を見ることがこんなに楽しくなるのはヘリならではだと思う
名鉄瀬戸線の上空写真
名鉄の方の瀬戸線にも旧線が数多く存在しており、それを思わせるような区画が存在する
名鉄瀬戸線の旧線に色をつけてみた
橙の線には一部推定を含むがこんなにも曲がっている
こちらも時間があれば探索したい場所
名古屋市北区大曽根付近のヘリからの写真
名鉄瀬戸線とJR中央西線が目印か?
右端にはバンテリンドーム(ナゴヤドーム)が少し写っている
大曽根〜名古屋廃道付近
1つ前と同じく名古屋市北区大曽根付近のヘリからの写真
この付近には日本専売公社名古屋工場専用線の廃線跡がある
現在も一部に区画が残っているが遺構はほとんど残っていない
日本専売公社名古屋工場専用線の廃線跡の記事はこちら↓
同じく名古屋市北区大曽根付近のヘリからの写真
この写真は先ほどの写真の少し北側を写している
この付近には無数の集合住宅が目立つ
名古屋市北区・守山区付近のヘリからの写真
愛知県道同士の立体交差も目を引くが、この付近には地上時代の名鉄小牧線跡が残されてる
撮影している当時は線路跡の存在すら知らなかったのでこのシーンが撮れているのは奇跡に近い
この写真に写ってる未成線や廃線に色をつけてみた
いずれも未探索なので追々探索していきたい
さらに「名鉄小牧線地上線跡」という文字に隠れて見えにくいが、その辺りにも中国を彷彿とさせる場所が存在する
反感を買うかもしれないのでこれ以上の言及は控える
場所は名古屋市を抜けて愛知県春日井市に入った段階
この付近には名古屋市や周辺自治体を巻き込む大きな廃道が存在する
そんな都市型廃道に色をつけてみた
名古屋第二環状自動車道と城北線に挟まれている廃道
私の記事では「名古屋廃道」と名付けている
この廃道、たまに地元住民が通っていることがあるので手軽に探索できるかもしれない
名鉄勝川線の廃線跡もこの近くに存在するが、画像内に遺構がほぼ存在しないため色分けしていない
名古屋廃道の記事はこちら↓
最後の撮影から数秒後にヘリの中では撮影が禁じられて名古屋空港に着陸
(2024年9月撮影)
見つけた廃道や未成道の統計
未探索の廃線・未成線は太字で記載します。
稲沢方面の国鉄瀬戸線跡(未成線)
麒麟麦酒名古屋工場専用線跡(廃線)
八田国鉄貨物連絡線跡(未成線)
南方貨物線(未成線)
名古屋港線(廃線)
白鳥線(廃線)
名鉄瀬戸線線形改良旧線(廃線)
日本専売公社名古屋工場専用線(廃線)
名鉄小牧線地上線跡(廃線)
朝日麦酒名古屋工場専用線(廃線)
名二環沿いの名古屋廃道(廃道)
名鉄勝川線(廃線)
鉄道系:11箇所
道路系:1箇所
廃線や廃道:9箇所
未成線や未成道:3箇所
終わりに
今回は観光用ヘリコプターに乗って色々な廃道・廃線・未成線を見てみました。
執筆中に名鉄小牧線地上線跡と名鉄勝川線跡の2つを発見し、予定よりまとめる物件が2つ増えてしまいました。
その代わりより有意義なヘリコプターの乗車になったと思います。
今回見つけた廃線などは追々探索・更新していきます。
またヘリコプターに関しては私のように土木遺産を見つけるのもよし、純粋に名古屋城や楠JCTを見るのもよし、色々な活用法があるのでぜひ乗ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。