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どさんぴん
2015年3月5日 16:40
いやいや、笑っている場合ではない。ジタバタとボクは疎遠になっていた幼なじみにすがるような思いで助けを求めた。それぞれ別の高校に通っていた彼らは幼少を一緒に過ごして来たくせに、どういう訳だか結構出来がいい。もちろんボクが遊びほうけている間に机に向かっていたのだから「どういう訳」も「こういう訳」もない。とにかく彼らに言い訳がましくこの難局をとうとうと訴えた。しばらく沈黙があった後、ひとりが鼻で笑う