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#10 コミュニケーションの前提をそろえること

前回のnoteで、自責のコミュニケーションとコミュニケーションの目的について改めて見直し、日常でも意識して生活をしてみました。

具体的にコミュニケーションの中で意識したのは、”自分の意見をわかってもらうことに執着しない” ということです。

こうすることで、自然と相手の意見に耳を傾けようと思うことができ、結果的に新しいアイデアが生まれたり、方向性がクリアになったりとよい時間だったと感じられることが増えてきました。

ただ、そんな意識をしていても「物事がなかなか前に進まないな」と感じるケースもあります。

このことを隆さんに相談したところ、
「ちゃんと相手と ”コミュニケーションのゴールは納得解を生むことだよね” とお互いに前提はそろえられている?」
という問いをいただきました。

たしかに、自分自身はその前提で話すことは意識していましたが、相手も同じ前提でコミュニケーションをしているのかまですり合わせはできていませんでした。

それを聞いてから、相手と前提をそろえた上でコミュニケーションすることを意識してみました!
具体的にやったことは、会話のはじめに
「今から○○について、二人で良い解決策を生み出したいですね」
「今日は、お互いがより活かしあえるような話し合いにしたいですね」
のようにコミュニケーションのゴールを設定してから会話をスタートさせるということです。

これは、僕にとても大きな気づきと変化をもたらしてくれました。

まず、一番変わったのは ”自分の意見に良い悪いはない” と思えるようになったことです。

これまで僕は、自分の言葉を発する前に
「こんなこと思っちゃダメだ!」
「これは思っても言いづらいな・・・」
のように自分の感じたこと、思ったことをジャッジして言葉を選ぶクセがありました。

でも、自分の感じたことは、必要であればコミュニケーションのテーブルに載せていいんです。
だって、コミュニケーションのゴールは2人の納得解を生むことだから。

相手と意見が違っても、それは考え方や持っている情報の ”違い” なだけで ”良い悪い” ではないんだと気づきました。

そしてもう一つ、自分がこのことに気づいたとき、同時に相手の状態にも気づけるようになりました。

実際、

(この人、口では「2人で納得解を生み出そうね」と言っていても、心の中では「自分の思い通りにしよう」とか「自分の正しさをわかってもらおう」と思っているような気がする・・・)

と感じる場面がいくつかありました。

そんなときは、改めて「コミュニケーションのゴールは納得解を生むことでしたよね?」と前提をそろえ直すことが大切だと思います。

いやはや、前提をそろえるってなかなか骨の折れる作業ですね!
でも、これによって自分が自由にコミュニケーションできる感じがして、とても楽しいです!
これから、前提をそろえた上で、コミュニケーションすることを心がけていきます!

これからも実践を通して学びを深めていきたいと思います!
次はどんな学びがあるんでしょうか?