![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171042949/rectangle_large_type_2_8d79a1d7af1f7bfaf1117161735a8504.png?width=1200)
#56 〇〇を変えると、苦手な相手が減った…?
先週、とある人気パーソナルトレーナーの方(Aさん)の話を聞く機会がありました。
主には「コミュニケーションについて」というテーマで、
その方が昔と今とで変わったことについて話してくださいました。
そこでおっしゃっていたのが、
「昔と比べると、自分が苦手だと思う相手が減った」ということでした。
具体的に、Aさんの中で何が変わって、苦手だと思う相手が減ったんだろう?
そう思ってより深く聞いていくと、その人が興味深いことを言っていました。
それは、
「”人は変われる可能性をすべてもっている” という前提で相手とコミュニケーションするようになった」ということでした。
ほうう。何だか大事なことを言っている気がする…!
もう少し詳しく聞いてみると、
パーソナルトレーナーとしてクライアントの方と接するとき、
たとえば相手があまり話してくれない方だったとしても、
「人は変われるすべての可能性をもっている。だからこの人も、何かをきっかけに話してくれるようになるかもしれない」
というマインドでコミュニケーションするようになったのだそうです。
たしかに、「人は変われる可能性をもっている」のであれば、
今自分が「苦手だ」と感じている相手でも
いつか「苦手じゃなくなる」かもしれないですよね。
これって、Aさんは具体的に何を変えたのでしょうか?
動作学ベースの Essencial Mindset(EM)に当てはめて考えてみました!
人と話すとき、自分視点でいうと
まず相手から情報を得て(インプット)
得た情報を処理して(プロセス)
相手に感情を抱いたり、発言をしたりします(アウトプット)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171043167/picture_pc_85c942987ab7c9b48704d48ed65acfd6.png?width=1200)
この整理の中で言うと、
Aさんはプロセスにある「人に対しての前提のフィルター」を
「人は変われる可能性をすべてもっている」というものにしたんですね!
プロセスにあるフィルターが変わったから、
結果的に、アウトプットとして出てくる「苦手だ」という感情も変わってきた
というのは納得です。
きっと、発言や話し方も変わってきそうですね。
ぜひ僕もこの前提のフィルターをつけて人と話すようにしたいなと思いました!
でも、いざ実践!となると、出てくるのが
「そんな風に思えるかなあ」という疑いや
「すぐ元に戻っちゃいそう」という不安です。
そんな不安な自分のために(笑)
勇気が出る2つの言葉を送りたいと思います。
ひとつは、世界や人に対しての前提に対して、
「”そう感じられるかどうか” は関係ない」ということ。
かつて、天動説から地動説に大きく変わったとき、
誰も「地球が動いてる!」とは感じられていなかったはず。
同じように、はじめはそう感じられなくても、
「人は変われる可能性をすべてもっている」という前提のフィルターを持つことはできるということです。
そしてもう一つ。
それは、新しい前提のフィルターをつけるとき、
「不安は生まれて当然」だということです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171043524/picture_pc_60f26c9a835c8f67e78382f745c3235c.png?width=1200)
これまで持っていなかった前提のフィルターを持つということは、
コンフォートゾーンからラーニングゾーンへ一歩出るということ。
”不安” というのは、ラーニングゾーンに出るときに生じる自然な感情であって、
決して悪いものではないということです。
はじめは不安を感じても、徐々に徐々に自分の範囲を広くしていきたいですね!
さあ、この2つの知識を支えに、
新しい前提のフィルターで過ごしてみようと思います!