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#56 〇〇を変えると、苦手な相手が減った…?

先週、とある人気パーソナルトレーナーの方(Aさん)の話を聞く機会がありました。
主には「コミュニケーションについて」というテーマで、
その方が昔と今とで変わったことについて話してくださいました。

そこでおっしゃっていたのが、
「昔と比べると、自分が苦手だと思う相手が減った」ということでした。

具体的に、Aさんの中で何が変わって、苦手だと思う相手が減ったんだろう?
そう思ってより深く聞いていくと、その人が興味深いことを言っていました。

それは、
「”人は変われる可能性をすべてもっている” という前提で相手とコミュニケーションするようになった」ということでした。

ほうう。何だか大事なことを言っている気がする…!

もう少し詳しく聞いてみると、
パーソナルトレーナーとしてクライアントの方と接するとき、
たとえば相手があまり話してくれない方だったとしても、
「人は変われるすべての可能性をもっている。だからこの人も、何かをきっかけに話してくれるようになるかもしれない」
というマインドでコミュニケーションするようになったのだそうです。

たしかに、「人は変われる可能性をもっている」のであれば、
今自分が「苦手だ」と感じている相手でも
いつか「苦手じゃなくなる」かもしれない
ですよね。

これって、Aさんは具体的に何を変えたのでしょうか?
動作学ベースの Essencial Mindset(EM)に当てはめて考えてみました!

人と話すとき、自分視点でいうと
まず相手から情報を得て(インプット)
得た情報を処理して(プロセス)
相手に感情を抱いたり、発言をしたりします(アウトプット)

この整理の中で言うと、
Aさんはプロセスにある「人に対しての前提のフィルター」を
「人は変われる可能性をすべてもっている」というものにしたんですね!


プロセスにあるフィルターが変わったから、
結果的に、アウトプットとして出てくる「苦手だ」という感情も変わってきた
というのは納得です。
きっと、発言や話し方も変わってきそうですね。

ぜひ僕もこの前提のフィルターをつけて人と話すようにしたいなと思いました!

でも、いざ実践!となると、出てくるのが
「そんな風に思えるかなあ」という疑い
「すぐ元に戻っちゃいそう」という不安です。

そんな不安な自分のために(笑)
勇気が出る2つの言葉を送りたいと思います。

ひとつは、世界や人に対しての前提に対して、
「”そう感じられるかどうか” は関係ない」ということ。

かつて、天動説から地動説に大きく変わったとき、
誰も「地球が動いてる!」とは感じられていなかったはず。
同じように、はじめはそう感じられなくても、
「人は変われる可能性をすべてもっている」という前提のフィルターを持つことはできるということです。

そしてもう一つ。
それは、新しい前提のフィルターをつけるとき、
「不安は生まれて当然」だということです。

これまで持っていなかった前提のフィルターを持つということは、
コンフォートゾーンからラーニングゾーンへ一歩出るということ。
”不安” というのは、ラーニングゾーンに出るときに生じる自然な感情であって、
決して悪いものではない
ということです。
はじめは不安を感じても、徐々に徐々に自分の範囲を広くしていきたいですね!

さあ、この2つの知識を支えに、
新しい前提のフィルターで過ごしてみようと思います!