見出し画像

ザイランチータムを予習しよう! ~ドル研ゼミの夏期講習 ~

はじめに

バスケットボールは私の救世主で、身を守るためのものだった。
-ザイラン・チータム
-NBLのインタビューにて

https://www.youtube.com/watch?v=dqrY_bVppO8&ab_channel=NationalBasketballLeague

夏休みで差をつけろ!ドル研ゼミの夏季講習!

新加入選手の予習をしよう!ザイランチータム編!

一緒に行った家族や友達に対して、「チータムは〇〇が得意なんだよね~」ってドヤ顔で語るために予習しておこう!
ドル山は見に行く友達が一人も居ないから代わりに語ってくれ!!!!

過去のハイライト動画、インタビューをとにかく調べまくった!
  


簡単な経歴

アリゾナ州サウスフェニックス出身。
ギャングが多く、銃や麻薬が日常のそばにある街で育ったらしい。
バスケットコートを「安全な避難場所のようだった」と語っている。

“It was almost like a safe haven"

https://www.si.com/nba/2019/06/19/nba-draft-sleeper-zylan-cheatham-arizona-state-hidden-gem

 
大学時代はPac-12(アメリカ西海岸のカンファレンス)のAll 1stチームに選ばれてる。同じ年には昨季在籍のロボ(茨城)、数年前にはホーキンソン(渋谷)、ウェルシュ(北海道)もいる。

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_All-Pac-12_Conference_men%27s_basketball_teams#

大学卒業後はGリーグで活躍するもトレードやコロナの関係でNBAでは5試合のみ。その後はユーロリーグ、NBLへ。
2024年8月1日に名古屋ダイヤモンドドルフィンズに加入。

ちなみに今季もNBLの複数チームから声がかかっていたらしい。
2週間前のインタビューではNBLに戻る確率あるよって答えてるからギリギリでドルフィンズに決まったっぽい。

 


選手の特徴

長所

高い運動能力

とりあえずハイライトを30秒だけ見てほしい。

運動能力が半端ない。全盛期のグリフィンみたいなダンク決めてる。
今季はピックからダイブしてのアリウープが数多く見れそうで楽しみ。

身長は203cmだが、跳躍力とウィングスパン(216cm)を活かしてリバウンドが取れる。(Gリーグ時代は平均約10本
ハンドリングも良いのでリバウンドからトランジションに展開できる。(この点はルークメイと同じ)
 

優秀なフィニッシャー

派手なダンクに目が行きがちだが、そもそもペイントエリアのフィニッシュが上手い。ペリメーター付近のフローターやスピンムーブも綺麗で左手のフィニッシュも悪くなさそう。(得点の約60%がペイントエリア)
昨季はスミスが担っていたインサイドでの得点を稼いでくれるのはありがたい。
 

ディフェンスがグッド

そもそも大学時代はディフェンスで評価されていたらしい。
運動能力が高く、フィジカルが強いため幅広いタイプを守れる点がグッド。

ハイライトではブロックが目立つが、キャリアでのブロック数はそんなに多くない。(Bリーグではサイズの関係で増えるかも?)
それよりも安易に飛ばずに堅実に身体を当てて止める姿が印象的だった。
ただしファウルもまぁまぁ多いかも(平均3ぐらい)
 

士気を上げてくれる

ド派手なダンクやブロック、吠える姿はチームメイトも観客もブチ上げてくれるからプレイ面でも興行面でも嬉しい存在。
今までその役割を担っていた須田やレイが抜けた分、闘志を全面に出すスタイルの選手が来てくれたのはありがたい。

また、ロッカールームでも陽気だからムードメーカーとしても期待したい!
↓めっちゃはしゃぐチータムの動画(3分10秒~)


短所

スリーポイントはまぁまぁ?

昨季の3Pt試投数は2.1本と多くないが、成功率は41.7%ある。
Gリーグ通算では3Pt試投数2.4本で成功率32%とまぁまぁまぁ。
(大学時代はシュートに伸びしろがあるって評価だったらしいから最近改善したのかな…?)

オープンなら打つぐらいの感覚だと思うので、ソアレス(平均3.9本39.4%)のように積極的にピックアンドポップから狙っていくタイプではないと思う。
ただしこの辺りはチームの戦術にもよるから分からん…

相手がクローズアウトしてきたところをカウンターでドライブを狙う方が得意だと思う。(エサトンがよくやるやつ)
 

パワー系Cへの対応

この点については調べても分からなかった。
昨季はスミスが居たので重量級選手(クーリー、ガードナー、チリジなど)へ対応できたが、チータムがどうなのかは確認できなかった。
フィジカルは強いと思うけど、体重は100kgだから少し厳しいかもしれない。
 

故障耐性

このタイプは身体への負担も大きいため、Bリーグの過密日程による故障や疲労が怖い。
リバウンドも外から積極的に飛び込んでいくのでとにかく気を付けてほしい。(ドルフィンズは帰化アジア枠も採用していないし…)
 


弟について

それはチータムが大学4年生、プリンストン大学との試合に敗れた帰り道の夜に起こった。車内で鳴った携帯はチータムの弟が撃たれて危篤状態にあることを知らせるものだった。
すぐに病院に向かうも、チータムが到着したのは弟が亡くなった4時間後。

唯一良かったことは、最後に彼に愛していると伝え、抱き合ったことだ
-ザイラン・チータム
-亡くなった弟と最後の記憶について

https://www.azcentral.com/story/sports/2019/01/03/asu-basketball-zylan-cheatham-brother-shot-killed/2469407002/

 
当然、コーチはしばらく休んでよいと伝えたが、次の日から練習に参加していたらしい。その理由はコートの上が安全で幸せな場所だからとチータムは答えている。
まさしくバスケットボールが救世主だったと思うと何とも言えない気持ちになる。

 
今は地元のコミュニティや学生に対して寄付活動を行っているらしい。心からリスペクト。


おわりに

開幕したらプレイスタイルが全然違うじゃん!ってなったらごめん!!
(各チームの戦術やスタイルの違いもあるから許して…)

他にもこんな特徴があるよ!とか、ドルフィンズではこんなプレーが見れそう!とかあったら教えてほしい!


前回のルークメイ編はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?