2024.8.22 日記
今日は派遣の仕事を休んだ。平日五日間、1日あたり実働九時間ほどの肉体労働をしていると、ある日心が折れてしまう。正直、賃金も欲しいが、そうでなければ毎日がんばったで賞として評してもらって月に一回一日休む権利が欲しい。そんな仕事は夢物語だろうか。
異世界居酒屋のぶの話がだいぶ更新されており、とても嬉しい。異世界という要素がとてもラノベチックではあるのだが、本作は料理の描写が緻密で繊細に描かれており、それが身近な日本食であることで味が想像しやすいので、日本食に惹かれる異文化の人々の反応が楽しめる。その日本食を作る料理人や客のやりとり、つながりが生まれる瞬間、飯を供することによって新たに創造される文化というものを楽しめる。美味しそうなご飯とそれを作り、または囲む人々の物語を楽しめる作品でかつ異世界要素を含むものとはそうそう出会えない。
休んだ日は大抵スマホで小説を読んだりゲームをしたりしてコンテンツのインプットといえば聞こえがいい閲覧に没頭する。そうしてネットサーフィンをして、脱線をしてふと自分の小説に行き着いて色々眺めているうち、前に自分のことをフォローしてくれていた人からそっと、フォローを外されていることに気がつく。お互い人間であることと、環境も生き方も違うことを考えれば一瞬だけでも、自分の作品を好いてくれたことだけ考えればいいやと考えることにしている。それでも、そのような少しずつ人が去ることをふと知る、ということが降り積もって胸の奥の染みに消えない壁の染みのように残り続けることもある。何をしても染みが取れないなら、この染み、痛みはそういうものだと思って受け入れるしかない。であればこそ、このように誰に話しても仕方がないことを文章として残しておくというのは、一種のセラピーであると思う。