心霊玉手匣3感想:ブレーキとアクセル、踏み間違えるなよ
※この感想はネタバレを含みます。
ネタバレ注意。
ご不快でしたらブラウザバック。
心霊玉手匣3はレンタル以外で心霊玉手匣シリーズを購入した初の作品で、1と2をレンタルで見終わったあとに1、2の話の記憶を保持したまま3を狂ったように視聴してその後に前シリーズ購入した個人的経緯があります。
その時の思い入れも交えながら感想を投稿。
最初の投稿映像はホラーではお約束の肝試しから。
この方々は主要人物とは違う方々なのですが…。
今回の主要人物は岡崎律さん。
なんてことのないデートから念写能力を得たことで岡崎さんの日常が崩壊していく。
岡崎さんいわく彼の能力は「幽霊が見ている世界をビデオカメラなどの映像記録媒体に念写する」ものも推測。
最初はホラードキュメンタリー番組に念写映像を売るつもりでしたが見たくない景色が常に岡崎さんの脳内に入り込むのでいつも通りに暮らせるはずはなく、友人の金田勇生さんも最初は岡崎さんの念写映像を売るために協力していたのですが日に日に精神にダメージを追う岡崎さんとは彼女や金田さんとだんだん離れていってしまう。
アクセルとブレーキを間違えるほどの危うさはあるものの金田さんは岡崎さんにとって良い友人です。
気をつかって連絡は取らなかったものの、ずっと岡崎さんを心配していたのでしょう。
※岡崎さんの彼女はおそらく絶縁か。
金田さんは岡崎さんの自宅へ訪れた時から「ただの投稿者」から「岡崎さんの問題解決」のためにカメラを撮る彼はもはや岡崎さんの理解者です。
岡崎さんが念写能力で苦しむ状況を解決するために(※動画を売る目的はあったものの)写った景色を金田さんが分析し、頭をうちつけて血だらけの岡崎さんも解決のために顔を洗って現実にたちむかうことに。
聞き込みに推理に動画撮影と金田さんの友のために出来ることをし過ぎているおそらく二十代半ばゆえのこの青臭さが何回も観ててはげまされているので個人的にリピートしていたのでしょう。
幽霊に誘い込まれるように廃墟へたどり着くと最初の投稿者と出会うことに。
発狂してしまった岡崎さんは投稿者へ攻撃して反撃を受け、プロレス技をしかける金田さんの「岡崎の仇!」がもう岡崎さんへの友情そのもの。
そして念写している幽霊の正体を投稿者たちから教わることに。
全ては解決したもののバイトも辞めてしまい、おそらく彼女と復縁していないかもしれない岡崎さんは心霊玉手匣事務所へと向かうことを決める。
ここで上園さん、唐澤さん、そして両角奈緒が当たり前のように心霊玉手匣事務所で受験勉強しているのがツボ。
本心は明かさないが両角奈緒も居場所が欲しかったのかもしれない霊視能力者かつ一人の人間なんだなあと思っていたら成り行きで上園さんが独断で両角奈緒を含めた「チーム玉手匣」が結成される。
そして両角奈緒が事務所を出た先には酒を飲み、途方に暮れる岡崎律。
レンタルで心霊玉手匣を見ていたからか、共通点があるからか能力者の苦悩を岡崎さんは両角奈緒に聞く。
「お前幽霊見えんだろ?辛くない?」
「辛い時もある。でも良い事もある。」
両角奈緒も若くして波乱な人生を送っている等身大の人間としての重みがある発言に岡崎さんは言葉にはしないものの何かが芽生えたような間があり、ここで心霊玉手匣の世界にハマって行った。
すると岡崎さんのカメラに!
次回へ続く。
心霊玉手匣其の二でもそうですが、
・超能力者の誰にも理解されない現実
・人間の手には追えない問題
・映像を撮る者達の苦悩
と個人的に心霊玉手匣のテーマは人間への愛と怪奇やすぐそばで起きている課題への解決をどうするかを描いたのかもしれません。
問題提起として。
心霊玉手匣のこの先の展開では外せない話ですが1回観ただけでは分からないかもしれないのでシリーズをひとつずつ観ることをオススメします。
※Amazonプライムで心霊玉手匣シリーズがレンタル出来ます。
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