心霊玉手匣感想2024
※ネタバレを含みます。
個人の感想です。
ご不快でしたらブラウザバック。
心霊玉手匣が10周年ということで思い出を綴ろうと思い書いてみました。
そこで上記のセリフとイタコの末裔両角奈緒の境遇。
自分がこの作品を知った最初は両角奈緒のキャラクターから心霊玉手匣にハマりました。
ですがプロの心霊番組制作スタッフとはいえ人間にはどうしようもできない非日常にそれをとりまく人々の葛藤と日常、そして上手くいかない現実。
霊能力の力があっても両角奈緒は過去の母親ことやその事件についてマスメディアによる質問攻めで疲弊(※制作陣が話していた内容で劇中ではほのめかしがあったのみ)し、それでもチーム玉手匣として投稿者の苦悩を解決するべく嫌々ながらも同行。
両角奈緒の行動で示すおせっかいさに制作スタッフの上園さん、唐澤さんもつい両角奈緒を頼ってしまうのは幸か不幸か。
心霊玉手匣は『投稿者たちにできるだけのことしかできない制作スタッフ達の苦悩』の物語と『周囲に理解されない力と人生への生き方』を教えてくださっていたのかもしれません。
人生は比較やいさかい、問題を抱えたまま生きていくしかない絶望のことなのかもしれません。
それでも心霊玉手匣が怪奇・超常現象に挑むのもDVDとして残るけれど実は記されない戦いでもあると久しぶりに観てて思う。
2014年の厳しい時代に全く新しい風を吹かせてくださった心霊玉手匣に今日もまた救われている。
だから感想を残します。
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