アカクラゲの毒
※個人の感想です。
昔はある理由で海が怖かったのにずっと楽しんでいます。
ジェットコースターと沖は苦手なのに何故かスリルを楽しめてしまう。
若かったからこその感覚だったかも知れません。
でも今は興味が恐怖を上回っている。
きっとこの地で付与された創られた幸せや不幸を捨てているのでしょう。
あれ?そっちの方が怖いじゃないか。
ブリトラにハマってコンビニを聞いていると現実のコンビニを思い浮かべて萎える毎日を送るしかなくなった結果とでもいうのだろうか?
本編
客観的に誰かが夢を見て産み出す幸せやら自慢やらは
「タチの悪い毒」としか思えない。
アカクラゲは過激な模様の風鈴を彷彿とさせる美しさと裏腹に、砂浜で打ち上げられた姿へ我々が近づくと目が痛む毒があるらしい。
それって「人達が垂れ流す毒」と大差なくない?
なんならアカクラゲなら珍しいから記録したくなるけれど人の「自分が相手よりも下にいたくないから幸せになる。」だなんて掲げる愚かさより全然痛くない気がします。
近づきはしないけれど美しい毒とじわじわと蝕む他者の幸せ論。
あんたら自分が幸せになりたいだけで他者が困っていても助けないくせに何いっちょ前にクラゲの毒を解析してんの?
とツッコミを入れたくなる。
ここで私の想い出を語らせて頂きます。
私はフェリーで海へ幾度に二つの恐怖が襲ってきました。
一つは、「水のエルが齎す理不尽」
仮面ライダーアギトのあかつき号事件だけ観た後に海へ行く予定があったので怪人に襲われる理由を植え付けられるのではないかと震えながら「でも別世界の話だから大丈夫」と我ながらフィクションにドライな一面がありますが内心では震えていました。
もっと具体的に言えば「仮面ライダークウガ」のピラニア種怪人「メ・ビラン・ギ」が襲ってくるのではないかと身構えてました。
段々それらの恐怖は無くなって早く泳ぎたいという童心のみがあったなあと思い出しました。
二つ目は「幽霊」の恐怖です。
お盆ではなかったはずなので手に引っ張られることはない!と虚勢でなくて自信に満ち溢れていましたね。
それなのにクラゲにはよく刺されてました。
あの痛さも海ならでは。
この頃は泳ぎ方をゴリ押して20メートルをクロールで渡ってボートまで行ってました。
体育が苦手なのにこの時は自信が産まれてましたね。
同時に脚が何か絡まった時に
「遂にお迎えか?」
と思ったら海藻がくるまっていてなんとか解けました。
波があまり無い海水浴場で助かりました。
けれど山の幽霊には今でも負ける気はしません。
熊と猿さえ出なければただのシャッターチャンスです。
「私はサシガメのような毒や強さのある虫以外が得意。
でも、あなたは蚊も苦手でしょう?」
勿論口には出しませんがこんな心意気でキャンプの時に暗い場所へ向かわされた時は歩いていました。
何だか再び山にも行きたい。
海と川がある山。
話を戻し。
人の浮かべる夢と欲望の組み換えは
くだらない。
ただくだらない。
アカクラゲを水族館で何回観に行っても眼福なのに、悪意のある他者だけが感じる鈍感な幸せは言葉にできない毒でしかない。
あれから
図鑑でアカクラゲを見て詳細に書かれてる毒素に今日も興味が湧くのだった。
オマケ
しっかり己で調べる必要がありそう。
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