国家の品格という本を聞き流しました。
その中で印象に残っているのが武士道。
私の中では武士道=潔さ、死⇒覚悟を連想します。
しかし、国家の品格ではそこ(覚悟等)以外の話が印象的でした。
なるほど。日本人が失ったのはこれか、と。
日本の国がおかしくなっているのは武士道精神の喪失が大きいのではないか?と思います。
今日は武士道について学びます。
騎士道
まずは武士道の前に、西洋の騎士道についてChatGPTくんに訊きました
騎士道はテンプル騎士団等と関連があります。ですので、キリスト教の絡みが強いです。
騎士なので強さが求められるのは当たり前でそこに慈悲や誠実といった精神的な面や美意識も必要だったようですね
〇紳士道
騎士が無くなって行く中で騎士道は紳士道になったようです。
そして紳士道…今の日本に紳士なんて呼べる人居るのでしょうか…
かなりハードル高いと思います。
武士道
続いてChatGPTくんに武士道について聞きました
騎士道と余り変わりませんね(笑)
では、騎士道と武士道の違いをChatGPTくんに訊いてみます
前述のように騎士道はキリスト教関連です。
武士道は宗教とざっくり書いていますが、武士道に関連ある宗教とは何なのでしょう
〇儒教
武士道には「孝」や「忠」といった儒教が入っています。ちなみに「忠義」というと、1人の君主に仕えることをイメージしますが、実際はそうでは無いそうです。「忠」は心に1本の棒が刺さったように書きます。まっすぐな心で仕えるということです。ちなみに君主を変えるのはOKです。まっすぐな心のまま、仕える対象が変わっただけです。
今の「忠」の解釈な江戸時代に幕府により作られたものです。
〇禅宗
何があっても動じない落ち着きは禅宗からきているようです。
日本の武士道は中世に生まれたようですが、神道は意外。ですが、那須与一は屋島で扇の的を射る際に数々の神の名を口ずさんでましたね。
武士道とは「卑怯を許さないこと」
国家の品格の著者・藤原氏は武士道とは卑怯を憎むこと、許さないことであると言います。先程までのChatGPTと違い、かなり具体的でわかりやすいです。
そして日本が悪くなったのは日中戦争という卑怯なことをしたからだ!と言われます。
ちなみに藤原氏な対米戦争や日露戦争は国防のため仕方ない、しかし日中戦争は弱いもの虐めだと言われます。
そこの是非は私にはわかりません。
そもそも太平洋戦争もただの帝国主義によるものなのか、アジアの解放という目的があったのかも定かではありません。
ただ、日中戦争においては張作霖爆破事件など卑怯なことをしているのは間違えありません。
失われた「惻隠の情」
日本人はどうしてクレーマーになったのか。それは自分が被害者意識があるからでは無いでしょうか。
昔の日本はみんな寛容だったと言います。そして不寛容になったと肌感覚で感じているはずです。しかし、理由を突き詰めない。
藤原氏はその原因を武士道の喪失としています。武士道における「惻隠の情」とは弱者への思いやりです。
今の日本は差別に大して対抗馬を立てて戦います(クレーム)
今の日本人は生まれる格差に大して平等を求めます。しかし、平等なんてものはないと藤原氏は言います。
一応、日本にも「平等」という概念はあるようですが、それは「仏教用語」であり、仏の加護がみんなに及ぶという意味で西洋の平等とは意味が違います。
そして平等の概念を作った西洋は奴隷制があるという矛盾をはらみます。
消費税を一律10%にするのか、貧困層は1%、富裕層は15%など差をつけるのが平等なのかもわかりません。
そして命にも平等はありません。幼児と殺人犯ではやはり重さが違います。
そして、惻隠の情と聞くと思い出されるのが孟子の性善説ですね
やはりここでも儒教。
まとめ
・卑怯を憎む
卑怯とはなんでしょう。
私には「嘘」が思い浮かびました。嘘と言えば財務省ですね。
・惻隠の情
自分さえよければいい。確かにそんな時代、社会になっているなと感じますね。
少し意味はちがうかもですが…