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優しい光

優しい光の空間を作ろうとしています。
これを知りたい方はこちらのグループに情報をつかみに来てください。
---どろんこのアイディア実験室---


何をしようとしているのか。
その説明のために過去の出来事を振り返るところから始めます。

中学生の時、同級生で学校に来れなくなった友達がいました。あんまり目立つような子でもなく(そもそも目立ちたくもなく)、昼休みは教室の隅で数人と話しているような人でした。私はこの当時、こんなにも優しい心遣いをできる人に出会ったことがありませんでした。

席替えでその子と隣になった時、いつもその子の友達が集まる場所となりました。いつもサッカーかバスケでグラウンドに行くけど、教室に残ることが多くなってきました。絵やジャニーズが好きで、昼休みだけ普段は見ない姿や会話が新鮮で、全く興味がないのに話を聞かせてもらっていました。

友達同士で盛り上がっていると、私は全くついていけなくなります。それも含めて、私は良かったのですが、隣の子がコソッと聞いてきます。
「話、わかる?」
『わからん。笑』
すると、会話の内容を自然と分かる内容に変えていくのです。私がちょっと分かって興味を示した時に、不意に聞かれます。
「いっつも聞いてくれて優しいね!」
すると、集まってきた友達も言います。
「そうだよね!」

優しいのはあなただよ!
なんて事はその時は分かりませんでした。時が経って、その気遣いに気づけるようになっただけです。


ある日、、、
その人は学校に来なくなりました。

私は楽しく話す姿を知っていましたが、この姿は多くの同級生は知りません。基本的には無口な人でした。そのため、何を考えているのか分からないと周りから避けられるようになります。勉強も得意ではなく、学校という場所に来る理由が分からなくなっていきます。


卒業式。
お誘いの声が響き、来ることができました。
成人式。
式には来ることができなかったけど、二次会(同窓会)にはお誘いの声がけ届き、来ることができました。


優しい光。
これは簡単に消すことができます。優しいから、自分を主張したいのではなく、周りから必要とされなければ自分が消えることを考えてしまいます。それでも、怒りや憎しみはありません。あるのは慈悲のような優しい心だけ。そして少しの恐れです。


今、空間づくりをしているのですが、なぜかこの時のエピソードを思い出してしまいました。

あなたには優しい光が届いていますか?

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