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「うーん」と考えたあとの言葉こそ大事に聞く

お喋りが早い人がいる。
早口の人ではない、お喋りが早い人。喋っている本人も何を言っているのか分からなくなっている人のこと。人前で話す人にもこのタイプがおり、「次から次から喋れる人」を「人前で話ができる人」と評価を得ていることもあるが、本当にそうだろうか、と疑問に思うこともある。
お喋りが早いというのは言葉を変えると「受け取りてのペースを考えずに、次から次へと話を進める人」ということ。

こういう人は相手が考えている時に待てない傾向があるように感じている。「間」を嫌い、喋りたいだけ喋って相手にパスを渡す。と思いきや、また奪い返して自分のペース。対等の関係であれば、それは何歩か譲っていいでしょう。しかし、子どもと大人の関係でこれが起きたらどうでしょうか。

子どもと大人では、どれだけ親しい関係性になったとしても、場面によって立場は明確になる。例えば、大人と子どもで外を歩いていたときに凶器を持った人が走ってきたとする。明らかに血眼になって自分達の方に向かっている。その時に大人はどんな行動を取るだろうか。あなたはどんなイメージを想像するだろうか。
おそらく大人が子どもを庇うシーンを描いたのではないだろうか。
これが逆だったらどうだろう。子どもが大人を庇うというシーンということだ。誰かそんなシーンをイメージしただろうか。

緊急の時は、どれだけ対等な大人と子どもだったとしても、立場は違うということ。ここで、できることの違いが現れる。

大人と子どもの会話では、この立場の違いがあることを前提に持てず、交流しようとすると会話は弾まない。子どもに伝えたい想いが強ければ強いほど、相手(子ども)の状態を適切に見れない大人は喋りが早くなる。子どもは受け取りきれない。子どもが話したいことがあっても、長くなることを察して何も言わなくなる。これは大人と子どもの関係性で多くの場面で見てきた光景。


「うーん」と考えているとき。
静寂な時間が流れているとき。
あなたは待てていますか?

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