【#8】年功序列と評価システム
4月の昇級昇進時期に2人の新しい部長が生まれたのですが、一番の理由がもうすぐ定年だからと・・・
前前理事長が年功序列を壊して、成果を出した人が正当に評価されるシステムを作ってくれたのですが、前理事長は中身を理解できてなかったし、今の理事長や社長は、結局運用を賃金抑制と昇進抑制を目的にしてしまっているので、昇級が昔より難しくなった感じです。
昔ならPh.dを持っていれば1年~2年で副研究員から研究員(他部署だと副○○員から○○員)に、持ってなくても5~6年(Ph.dを取ってきた人と逆転しないように)で研究員になれていたのですが、現在は上がるのに3~4年以上かかるようになってしまいました。その理由を、「年功序列じゃないから、経験を積んで成果を出してから」と言うのですが、成果を出した人は「○○歳に達してないので、早すぎる」と言って上げてもらえない、つまり、給料も最低限の昇給分しか増えないという状態です。
2023年には、高卒で入社した人の1級1号の給与が東京都の最低賃金を下回っていて、ハローワークから掲載を拒否されるという、面白エピソードがあって、急いで修正したのですが、一事が万事、職員の給与を下げようとしていて面白いです。そりゃみんな辞めていきます。去年3人退職、今年も既に2人退職予定。
私は幸い前前理事長の時代に管理職に上がったので、ある程度の昇級はしているのですが、新体制になってから一度も昇級していないのでずっと据え置きです。
なので、「静かな退職」が話題になる前から、静かに退職していて、空いた時間で雑誌記事の執筆したり(これは一部業務ですが)、営業部に依頼してもらって同行出張したり(これも一部業務ですが)、2019年頃からはボランティアで塾を主催したり(場所代だけで収入ゼロの格安塾)、その後も家庭教師したり、2023年からは運動教室を主催したり、TOEICの勉強をしてみたり、給料が増えない仕事よりもプライベートを充実させる方向へシフトしています。TOEICは転職にも役立ちますし。
若い子たちは、新しい給与システムでずっと管理されているので、生活だけでもカツカツなんじゃないかと思います。ゆるホワイトが好きな人なら全然良いのですが、技術を身につけたい、仕事をバリバリやりたい、研究をしたいって人には転職するように勧めています。
おわり
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