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架空書籍紹介(162冊目~168冊目)

162冊目「冷蔵庫とエアコン室外機の禁断の恋」

エアコン室外機恋愛小説シリーズ最新作。家の内部にどっしりと構える冷蔵庫と、室外機との恋を描く。よりによって年末年始のスーパー休業前に買い込んだ食物で冷蔵庫が満杯になった日、冷蔵庫は室外機の悲鳴を聞き、中身を全て捨てて駈け出した。

※エアコン室外機デザインの生成絵を作りまくっていた影響で、近頃外でも自然とエアコン室外機に目が行くようになった。

163冊目「書かないことを決めてから書く執筆法」

書くことを決めてから書き始めるのではなく「これだけは絶対書かない」ということを決め、それを避けて書く執筆法。たとえば「取って付けたような恋愛話」「女性に強引に迫る男」「熱血漢は出さない」など。限定することで逆に筆が進んでいく。

※よくやる執筆方法。「何を書いてもいい」という状態は逆に何も出てこない。

164冊目「人が離れる言葉たち」

意識せず使ってしまう、炎上しないので目立たないものの、それらの言葉を発したことにより、静かに人が離れていく言葉について書かれた一冊。たとえば「自分の書くことなんて」という自己卑下の言葉は、少数であれ読んでくれている読者まで貶めてしまっている。

※この題材で新書風の原稿を途中まで書いていたことを思い出した。

165冊目「ヘッドフォンを絶対に耳にあてないぬいぐるみたちイラスト集」

絶対に耳にヘッドフォンをあてる絵を生成してくれないAIに業を煮やした筆者が、それならばいっそ絶対に耳にあてないイラストだけを集めてやる、と意気込んで編集したイラスト集。あとがきで筆者の泣き言が読める。

※でも垂れ耳の犬の場合は合ってる。

166「凸凹コンビの方がうまくいく」

マッチングがうまく行かない人向けに書かれた一冊。互いの趣味は異なる方が相手の時間を尊重するようになる。自然と本能が多様性を求めるため、性格や容姿が正反対の相手との方がうまくいく、などの論説を展開する。著者は自説を通した結果、宇宙人と結婚した。

※この題材もいろいろ足して原稿づくりをしようとしていた。

167冊目「春夏秋冬メタル」

四季折々の美しさを紹介した後にお勧めのメタル楽曲を語り始める一冊。紹介アーティストに偏りがあり、人間椅子、THE HU、System Of A Down、BLOODYWOODの4アーティストで四季を語り尽くしている。最終章のタイトルは「メタルを聴きたくない時にお勧めのメタル」。

※メタルを聴きたくない時にお勧めのメタルは、意外と思われるかもしれませんが、メタルです。

168冊目「上司に怒られながらさらに上司を怒らせる方法」

上司に怒られている最中に浮かんだ「ここでこんなことをしたら、さらに怒られるだろうな」という考えを実行に移した経験談。説教中に私用の電話に出る、「トイレに行きたいので、トイレのドアの前で説教を続けてもらえますか」など。

※「今描いてる漫画を手伝ってもらってからでいいですか?」の図。


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泥辺五郎
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