メンブレンキーボードを少しでも軽やかにする:実験結果/微妙
前置き
キーボード、悩みますよね。
最近はキーボードのスイッチの種類もいろいろあります。
メンブレン、メカニカルスイッチ、静電容量無接点などなど。
1000円ちょっとのものから数万円のもの、果ては自作まで。
今回は「メンブレンキーボードそんなにダメなの?」というところから、少しでも使いやすくする実験の提案です。
メンブレン、そんなにダメなの?
これまでもう10枚以上色々なキーボードを買って試してきました。
メンブレン:なんか重いような気がする。
Cherry MX赤軸:ARCHISS赤軸。スイッチ速度が早すぎてフレーム打突ダメージが指関節に返ってくる。軽すぎて指を乗せるだけで誤入力してしまう。
Cherry MX黒軸:ARCHISS黒軸。赤軸が早すぎるから重い黒軸にしたら、重すぎて指関節が疲れる。
静電容量無接点:Realforce R2。静電容量無接点どうの以前に、打鍵時ダメージを減らすためのキースペーサー目当て。しかし基本性能の変荷重・APCで使用感は下がった。各キーのスイッチON位置がどうもおかしい気がする。
中華ノーブランド青軸:バキバキ音を立てることが目的の最低のスイッチ。
ショートストロークリニア赤軸:ストロークが短いのがよいが、赤軸と基本動作が同じ。
どれも不満ばかりでまたキーボード買い替えをしているのですが、メンブレン。そんなにダメなの?
確かに軽やかではないものの、重すぎるわけでもなく、反応が早すぎるでもなく、これがスムーズに動けばまたちがうんじゃないの?
メンブレンキーボードのスムーズ化実験
今回使うのは、elecomのTK-FDM105TBK。
https://www.elecom.co.jp/products/TK-FDM105TBK.html
メンブレンのテンキーレス92キー。Realforceを筆頭に割高になりがちなテンキーレスを、メンブレンで超安価に仕上げた一品。これをスムーズ化できないかを実験してみます。
スムーズ化作業:グリスアップ
必要なもの:適当なグリス。固いシリコングリスやモリブデングリス等の粘度の高いものがよいと思う。
あるとよいもの:グリスを注入する注射器状のもの
このキーボードのキートップを外すと、接続部が四角い枠となっている。ここが内部で摩擦するのではないかと想像しました。
これが全てのキーで同じ構造となっているため、すべての穴の内側にグリスを塗ってみました。
92箇所、上下左右に塗るだけです。
100円ショップの昆虫標本用注射器を使って塗りました。。
外したキートップはついでに洗浄をおこない、よく乾かし、再度はめこみます。作業はそれだけです。
スムーズ化の結果
結果は、まあうん、多少改善したような気がするものの、それほど劇的ではありませんでした。残念。
もっとたっぷりグリスをつければよかったのかもしれないと思います。
まとめ
キーボードに悩み、数万円の出費を余儀なくされる泥沼に足を突っ込む前に、実験してみる価値はあると思います。
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