TEDでも語られた「ドリームマネージャー」の奇跡
皆さん、こんにちは!
ドリームマネージャー佐々木です。
■ドリームマネジメントという人材開発、組織開発プログラムを広めてます
https://note.mu/dorimane/n/ndbb32a78e5a4
何度も紹介しておりますが、ドリームマネジメントの起源となっている書籍
「ザ・ドリーム・マネージャー」
そのモデルとなっているのが「ジャンコア社」という清掃会社です。
以前のジャンコア社は離職率がなんと400%‼
当時のジャンコア社は1年間で100人雇ったら400人が辞める会社でした。
常に採用をし続けないといけないので、
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採用コストは上がり
教育コストも上がり
そして、顧客の信頼度は下がる**
という悪循環の中、ジャンコア社の経営者トニーはある決断をしました。
ドリームマネージャーを社内に置くということです。
ドリームマネージャーの役割は、社員一人一人の夢を引き出し、その夢を実現するためにはどうしたら良いか?を一緒に考えサポートすることです。
例えば、ある社員は自分の家が欲しいという夢を持ちます。
ドリームマネージャーは家が欲しいという夢を実現するためには毎月の支払いはいくら必要かを算出し、収支を見直すところまで踏み込んでいきます。
その結果、この社員は自分の家を持つことが出来ました。
その他の社員も夢を持ち、実現していきます。
ドリームマネージャーと一緒に夢を具体化し、行動計画にまで落とし込んでいくのです。今まで夢を持てない社員達が夢を持ち始め夢を実現していったのです。そして、多くの社員達が自分の夢を実現し、その良い影響が働き方も変えていったのです。
その結果、ジャンコア社は離職率400%から12%に激減し、人が辞める会社から「社員の夢の実現を応援する会社」へと生まれ変わりました。
人が辞める会社から入社するのが困難な会社になったのです。ジャンコア社に入ると自分の夢が実現出来るからです。
ジャンコア社は比較的人気のない清掃業でありながら、6年間求人票を出さなくても採用に困らず、入社したい人が後を絶ちません。
離職率の低下、入社希望者の増加だけではありません。ジャンコア社の清掃員は、他社の清掃員よりも1時間に2倍の面積を清掃します。
人は夢を持つことによって、全ての面において前向きに取り組むことができるのです。
“社員が夢を持ち理想に近づこうと努力すると、会社は自然と理想になっていく”
これがドリームマネジメントの組織に対しての考え方です。
※実際のジャンコア社の社長のインタビューです。
このジャンコア社の〝奇跡”についてはTEDを通じても語られてます。
John Jantschという人物がTEDに登壇したときの動画です。
※英語なので下記に日本語訳を記載しておきます。
John Jantschは、Duct Tape Marketingという会社を立上げ、書籍もベストセラーになっており、日本でも「コミットする力」という本が出ています。
このプレゼンの中でドリームマネジメントプログラム(http://welovedream.com)についても触れています。
以下、内容の抜粋をご紹介しますのでご覧ください。
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私はこれまで、多くの経営者と話してきた結果、同じく成功している人であっても、幸せを感じている経営者とそうでない経営者に分かれることがわかった。
その違いは何かというと、幸せな経営者は、より高次の目的を見つけ、その実現のために会社を運営しているということだった。彼らは他人のものさしで成功を計らない。
前に前に、と進もうとするよりも、後ろを振り返って、これまでどれだけのことをやってきたか、どれだけ世界に違いをもたらしてきたかを重視する。
オハイオ州にある清掃サービス会社、ジャンコアは数億円の売り上げを上げ、経営者であるトニーとメリーの夫妻は、成功しているように見えた。しかし、彼らはそうは思っていなかった。
人材の問題を抱えていたからだ。いつも30人くらい人が不足していた。清掃業に就きたい人は少ないし、入社してもすぐに辞めてしまうからだ。
彼らは問題を解決するために、ありとあらゆる人事の本を読んだが、結論として導き出したのは、とてもシンプルなことだった。
彼らは社員が住んでいるところから会社まで、シャトルバスを運行しようと考えた。社員が住んでいるところにいって気がついたのは、会社が抱えているのは、人材の問題ではなく、社員が人生の希望や夢を持っていないということだった。
清掃会社で働くことを夢見ている人はいないから…
そこでトニーとメリーは、社員の夢を実現できる会社にしようと考えた。
もし社内に、社員の夢を支援することを目的としている人、ドリームマネージャーがいたら?彼らはそれを実行に移し、いまでは社員数300人、年商12億円以上に成長している。自分たちを”清掃サービス業”として考えるのではなく、「人々の夢を叶える会社」として考え、その目的にコミットしたのだ。
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社内にドリームマネージャーを置くなんて非常識だ。
まさに「夢物語だ!」
コスト的にも見合わない。
なんて思う方もいますがジャンコア社の社長のように
社員の夢の実現を願っている経営者はたくさんいるはずです。
しかし、実際は社員の夢を把握していない経営者がほとんどです。
それどころか、会社の目標数字、新事業の成功など経営者自身の夢を社員の夢にしているケースが多いのではないでしょうか?
これこそ夢の押し付けです。
皆さんの会社では社員一人ひとりの夢を把握してますか?
社員の夢を実現するためにどんなことをしていますか?
また、どれだけのコストを掛けていますか?
社員の夢の実現を応援することを怠ることによって年間の採用コストはいくらかかりますか?
新規顧客獲得コストの費用対効果ばかり重要視していませんか?
リーダーの一番のやるべきことは社員に人生の夢を持たせその夢を実現することなのです。