ブックレビュー『はかれないものをはかる』
奇しくも、この本を読んだ後に音声メディアvoicyの澤円さんの放送で
「自分を測る単位を知ると幸せになる」という回を聴いた。
人を測る単位として「お金」はよく使われるが、
稼いでる人ほど、そして幸せな人ほど、人を測る単位が「お金」ではない。
一方、命や愛は、はかる単位がありません。
はかれないものをはかるには、自分なりの天秤が必要で
自分独自の天秤を持っている人は幸せだと思う。
私がこの本で心に残ったフレーズ3つ
・悲しみで濡れた僕が乾く時間を計る
・幸せを吸い込む力を測る
・真実を見抜く視力を測る
この本は、短い49のフレーズに、ネコのような人のような
フニャフニャした動物のイラストが楽しい。
いろいろなことをはかっていて、イラストを通しても短いことばをふんわりと味わえる。
ゆっくり自分を見つめたいとき、パラパラとめくるだけでも新しい発見があるのでは。