『ひと目でみつける度数』 とは
度数は音と音との距離。白鍵と黒鍵のパターンに着目して、鍵盤上の度数のペアをみつけます。キーを1個ずつ数えなくていいんです。そのコツを、毎回絵1枚にまとめてお伝えします。コードを作ったり、メロディを移調するのに便利です。
度数を目と耳から感覚的に
鍵盤上で度数を目でとらえ、響きに耳をかたむけます。楽譜はほとんど使わずに、鍵盤と仲良くなれます。その時使うのは、誰もが慣れ親しんだ曲のフレーズです。黒鍵がたくさんあってもへっちゃらですよ。
コードを度数で読み解けば、1個のコードから他のコードも連想できるので、膨大な数のコード一覧表と格闘しなくてもよくなります。また、メロディーの移調(= Keyの変更)もやりやすくなります。
『ひと目でみつける度数』という名前は少し冗長なので、このnoteの中で『度数即読』とも呼びます。感覚的に一瞬で読み取るという意味を込めて、あえて速読ではなく“即読”としています。
↓ 以下のリンクからイラストを軽く眺めたら、鍵盤で鳴らしてみてください。
順番にみていくと分かりやすいと思います。度数は、順次追加中です。
移動ド、固定ドどちらでもOK
移動ドというのは、その曲の調の主音をドとして相対的なドレミで音を感じて演奏することです。それに対して、ドの音の高さを固定するのを固定ドと言います。現状、日本国内では後者が普通、というか優勢ですね。
鍵盤上の度数のみえ方は、両者に共通なテーマなので、このnoteはどちらにも使えます。
そして、移動ドのファンの方には、移動ドでピアノを弾くことにもつながります。ピアノを全部移動ドで弾くのはちょっと辛いですが、部分部分を取り出せば移動ドの方が良い場面があります。
移動ドはカラオケでKeyを変えるのに似ています。
例えば「♪ドレミファソラシド〜」は、Keyが変わっても移動ドなら「♪ドレミファソラシド〜」です。カエルの歌ならどんなKeyでも「♪ ドレミファミレド〜 」です。これって、便利なんですよ。声楽などで比較的使われるようです。
ピアノの場合、調によって白鍵と黒鍵の鍵盤パターンが変わるので、移動ドで感じて弾くのは難しいですが、そこで度数即読が役に立ちます。これについては別のnoteで。
参考にさせていただいた本
「度数ごとに白鍵と黒鍵のパターンを整理する」というコンセプトは、以下の本からヒントをいただいています。全音楽譜出版社から、全5巻でもう30年ほど前からのロングセラーです。なお、この本は固定ドで書かれています。