小学校受験願書を志望校視点から読み解く
はじめに
小学校受験と中学校受験の決定的な差は、中学校受験はお子様ご本人が挑むお子様自身の試験であるのに対し、小学校受験は《ご家庭の試験》であるという点です。幼いお子様が計画的に学びや、改善点を修正しながら定着させる学びを実践するには、保護者のサポートが不可欠であることは言うまでもありません。そして、受験本番で頑張るお子様を最後に後押しするのが、保護者様が作成した《受験願書》です。それ程、重みのある書類ですので一朝一夕に仕上がるものではありません。学校側もそれを理解した上で、提出された全ての願書を事前にお読みくださっていることでしょう。
あなたの受験願書から、熱意と誠意が伝わりますか?
◎小学校受験願書と面接事前アンケートを書く前に
小学校入学試験の本番は、受験願書と面接事前アンケートを推敲する時から始まっています。学校側は、心から志望しているご家庭であれば、事前に十分な準備期間がある受験願書類に、しっかりとご家庭のお考えをまとめて記述してくださるものと信じています。つまり、どの家庭でも書ける通り一遍な記述をしていては、ご家庭の魅力も志望度の高さも何も伝わらないでしょう。続いて、『ご縁をつなぐ願書とは何か?』を考えてみましょう。
◎『ご縁をつなぐ願書』とは何か?
ここから先は
3,802字
¥ 3,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?