負の連鎖を断ち切るのは「社会の目」
こんにちは。
本日も私のnoteにお越しいただき、誠にありがとうございます。
次回の予備校講義では
『代理ミュンヒハウゼン症候群』を扱います。
聞きなれない名前ですよね。
症候群という位ですから病的な感じがしますね。
この症候群は母親が発症することが多いと言われています。
信じられないかもしれませんが、
親自らが子どもを病気にしたり、病気に見せかけたりして献身的に面倒をみることで心を安定させたり、またその様子を他者に気にかけてもらったり、良き母として認知されることで承認欲求を満たそうとする症状なんです。
傍から見れば、良き母なので、まさか虐待が行われているとは分からない。そのために保護が遅れるケースが起こっています。
なぜこうなるのか、科学的には未だ証明されていませんが、母親の生育環境や親子関係に問題があるのではないかとの見立てが有力です。
正に、虐待が虐待を呼ぶケースです。
こういう分かりにくいケースがあるため、
「自分の子ども」「他者の子ども」と分け隔てるのではなく、
社会の目で子どもを育てる意識が必要です。
虐待問題は、根が深い。
ただ、子どもを護ることも大切ですが、こういうケースの保護者の場合は、声にならない、言葉にならない苦しみを抱えているんですよね。
親子共、救ってあげられる社会でありたいです。