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ブルグミュラー12番 別れ解説
こんにちは、ドレミです。
今日は、ブルグミュラー12番の「別れ」について解説していきます。
この曲の構成は【序奏ーAーBーAーcoda】となっています。
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まず5小節間の序奏がありAに入っていきますが、この序奏はアウフタクトで始まっています。
1、2、3と数えて、3拍目の裏から「ミファミ」と入りましょう。
このアウフタクトの小節は、0小節目になり次の小節から1小節と数えます。
1小節目の「ミーレー」の「ミ」に重心を持ってきましょう。
4小節目は7度の跳躍をして高い「レ」になっているので、エネルギーを感じてたっぷりと弾きましょう。
Aに入ると右手は3連符になります。
レガートで、音がカクカクとしないように。
そしてスラーの切れ目以外では音が途切れないように、手首を固めず柔らかくして弾くと弾きやすくなります。
Aの終わりはフォルテで盛り上げて締めくくりましょう。
そしてしっかりとブレスをしてBに入ります。Aとは雰囲気を変えて静かに。
今度は左手が3連符になっています。 この3連符は決してうるさくならないように、とても静かに弾かなければなりません。
右手はアーティキュレーションをよく見て、スラーの切れ目でしっかり音を切ります。
この曲は見て分かる通り、3連符のエチュードです。滑らかに3連符が弾けるように、そして自在にクレッシェンドやデクレッシェンドができるように練習しましょう。
練習の仕方としては、
①3連符の1つ目の音にアクセントをつけて弾く
②2つ目の音にアクセントをつけて弾く
③3つ目の音にアクセントをつけて弾く
④3連符のリズムを崩して弾く「ドーラドレーミレ(1つ目の音が8分音符で2、3つ目の音が16音符♪♬)」
⑤1、2つ目の音を16分音符、3つ目の音を8分音符「ドラドーレミレー」で弾く
⑥楽譜通りのリズムとアーティキュレーションで弾く
などがあります。 必ず、手首は柔らかくして自由に動かせるようにしておきましょう。
ドレミのピアノサロンでは、このようにレッスンの振り返りができるような記事を書いたり、生徒さんが取り組んでいる曲の解説や練習の仕方をお伝えしています。
ご興味ある方は是非ドレミのピアノサロンの方にもお越しください♪