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【ユナイテッド航空】乗り継ぎに失敗してNYにタダで一泊した話
Ciao! イタリアに留学中の、なおきです。
私、先日開催されたボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)に参加しておりました。
ボスキャリとは簡単に言うと、日本人留学生向けの就活イベントのことです。
無事内定をゲットし、晴れた気持ちで帰路に就く。
そんな思いは、世界の天下ユナイテッド航空によって打ち砕かれるのでした。
今回は、やらかしの経緯、対処の経緯について綴っていこうと思います。
1便目:ボストン→ニューアーク 朝から遅延
ボスキャリが終わって一晩経過した11月18日(月)、ボストン・ローガン空港へ。
筆者が乗る飛行機は
UA2454便
BOS→EWR
定刻:PM 1:53 BOS 発、PM3:30 EWR着
電光掲示板を見ると、機材繰りの都合で45分遅れ。
当初のニューアークでの乗り継ぎは2時間10分の予定。
遅延が縮まることはめったにないので、1時間程度の遅れは覚悟しました。
一方、内定をゲットしてお花畑の筆者は「まあ、何とかなるっしょ」と考えていました。
↓当時の友人とのライン
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最終的に1時間2分の遅れという状態で搭乗開始。
飛行機がゲートから離れたのは1時間12分後でした。
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さて、到着した時点で乗り継ぎの時間は1時間9分に。(3分の追い上げ)
出発時刻の15分前にはゲートが閉められるので、事実上54分で乗り継ぎでした。
ニューアーク到着後、3回やらかす
ここでのミスは以下の通りです。
ピックアップの必要が「ない」荷物を取りに行った
ターミナルの移動にシャトルバスを使った
ユナイテッドのカウンターに行った(行かされた)
さて、ニューアークに到着し、タイムアタック開始です。
ターミナルはAからC。
電車で10分弱の距離です。
1つ目のやらかし:ピックアップの必要がない荷物を取りに行く(ロス4分)
ミラノからボストンへ来る際は、一度乗り継ぎのEWRで荷物を「ピックアップ→預け直し」という作業を行いました。
これは国際線→国内線にアメリカの空港で乗り継ぐ際に行うものです。
帰り(国内線→国際線)もそれをやるものだと思い、預け荷物受け取りレーンに行ってしまったのです。
幸い近くにスタッフがいたため、「ボストンからミラノにここを経由して行くんやが、荷物のピックアップの必要はある?」と聞きました。
結果「無い」ことが判明。今考えると当然ですよね。
2つ目のやらかし:電車を使わずにシャトルバスを使った(ロス10分)
先程お世話になったスタッフに「シャトルバス出てるからそれでターミナルに移動しなー」と言われ、シャトルバスを待つこと5分。
他の乗客の駆け込み乗車などもあり、10分ほどのロスが発生。
慌ててターミナルに到着した時点で、搭乗締め切りまで残り20分。
ここから荷物検査をすませねばなりません。
ここで3つ目のやらかしが起こります。
3つ目のやらかし:ユナイテッドのカウンターに寄る(寄らされる)(ロス5分)
セキュリティレーンにいる、搭乗券確認スタッフにつかまります。
手荷物は預け終わっており、持っていたのはリュック1つだけでした。
しかし「お前は最初にカウンターに行け」と言われ、「?」となりながらもカウンターへ。
チェックインは済ませているし、預け荷物もないので、カウンターに立ち寄る必要はないのです。
カウンターのスタッフ「なんで来た?」
筆者「いや、俺も知らない」「ここに来るように言われた」
キオスクで状況を確認。
結果、何もなく、セキュリティレーンにもう一度並びます。
セキュリティレーンを突破した時点で、搭乗締め切り時刻に
無事セキュリティレーンを抜けた時点で搭乗締め切り時刻に。
「まあ、ダメだろう」と思いながらも、搭乗口にダッシュで向かいます。
走ること約6分、残念ながら搭乗ゲートは閉まっており、スタッフも誰もいません。
ゲートに到着した時点で搭乗締め切り時刻を6分回っていました。
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「ダメだったかあ」と落胆していると、スタッフがゲートから出てきます。
「今から乗れる?」と聞いたところ、「オーマイガー!」といった感じで、機内に電話をしてくれましたが、無理でした。
「隣のゲートにスタッフがいるから、交渉してこい」と言われ、隣のアテネ行きの搭乗ゲートに向かいます。
そこでの会話は以下の通り
私「ミラノ行きの飛行機乗れなくてさ」
スタッフ「いや、これギリシャ行きだからお前の遅延は知らん」
私「隣のスタッフに言われたんやが?」
スタッフ「(無視)」
私「OK、そしたらサービスカウンターはどこか教えてくれる?」
スタッフ「(無視)」
「まぁ、しょうがないな」と思い、その場を離れ、気を取り直してフライトを再予約。
翌日の同じ便の予約に成功しましたが、24時間をなんとかして過ごさなければなりません。
サービスセンター(日本語)に電話するも、15分繋がらない
さて、フライトが再予約できたところで、ホテルと食事の交渉をすることに決めました。
意思疎通は英語で問題なくできる筆者ですが、如何せん細かいことなので、日本語のサポートの方が良いだろうと思い、日本語サポートへ電話をします。
しかし、「回線が埋まっているため、繋がりません」との自動メッセージが繰り返されるのみ。
埒が明かないため、仕方なく英語のサービスセンターに電話をします。
英語のサービスセンターに電話し、ホテルと食事券をゲット
電話が一瞬でつながりました。
以下要約(意訳含む)
私「乗り継ぎにおたくの遅延で失敗したんだよね」
(予約確認番号・名前・生年月日で本人確認)
スタッフ「それは申し訳ない。で、我々に何ができる?フライトは予約した?」
私「フライトは予約したんだけど、24時間あるからホテルと食事のバウチャーが欲しい」
スタッフ「おけおけ、ちょっと待ってね」
スタッフ「食事券は1枚?」
私「いや、最低2枚欲しい」
スタッフ「OK、2枚あげるわ」
スタッフ「他に何かできることはある?」
私「大丈夫です。ありがとう。」
スタッフ「迷惑かけてごめんね」
こんな感じでした。全体で6分ほどだったでしょうか。
正直アメリカなので、電話での喧嘩も覚悟していましたが、終始低姿勢でした。
いい意味で期待が裏切られました。
ホテルのバウチャーと食事券($15×2)はSMSを通じてスマホに送られてきました。
食事券は、空港内のレストランで使うことができます。
仮想のクレジットカードみたいなもので、店員に画面を見せれば対応してくれました。
空港の外では試していないので、使えるのかは、わかりません。
制限エリア内は15ドルで食べられる何かを探すのは難しいですね。
ターミナルBに向かいます。
非制限エリアにピザ屋を発見し、夕食にありつきました。
切り売りのピザ+コーラ+シーザーサラダで15ドルちょっと。
お腹もいっぱいになる量で、満足。
あてがわれたホテルはホリデイイン
https://www.ihg.com/holidayinn/hotels/us/en/newark/ewrhl/hoteldetail
ホテルまでのシャトルも24時間、30分おきにあります。ドライバーは黒人のイケイケお兄ちゃん。
運転もイケイケで、ジェットコースターに乗っているようで、楽しめました(褒めてる)。
チェックインで「ID見せて」と言われ、名前などで検索をかけているようでしたが、勿論名前があるはずがありません。
フロントスタッフ「予約してないみたいだけど」
私「うん、さっき決まったばっかりだからね。これがユナイテッドから貰ったバウチャー」
フロントスタッフ「なんで最初に言わない?」
私「最初にID見せろって言ったのはそっちじゃん」
フロントスタッフ「(口をひん曲げる)」
若干険悪なムードになりながらも、無事チェックイン。
(余談)母親とのチャット
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ホテル内はいたって普通のビジネスホテル。
1泊2万($150)以上するんですね、部屋とかサービスのレベルを見ても、自腹で泊まるレベルではないかなと思いました。
チェックアウトは遅めで11時というのは有難かったです。
空港シャトルで空港に向かい、この記事を執筆中です。
2枚目の食事券も昨日と同じピザ屋で朝と昼を兼用で食べました。
反省点(気を付ける点)
いくつか反省すべき点があったので、それを箇条書きでまとめていきます。
バスよりも電車の方が正確だから、そっちを使えばよかった
スタッフが言っていることが正しいとは限らない
ゲートに届けてくれるカートを使うべきだった
アメリカ国内線→国際線で同一キャリアの場合は、バゲージスルーかどうかをチェックインカウンターで確認したほうがよさそう
乗り継ぎ2時間はリスキー
まとめ
ドタバタを書いてきました。
参加したボストンキャリアフォーラムについても、後で書いていければと思うので、そちらも是非ご覧ください。
航空会社はこちらから申し出ない限り何もしてくれないので、トラブル時に「自分の言いたいことを伝えられる」・「相手の言っていることを理解できる」英語力は必要になると思います。
英語に関して心配な方は、日本のキャリア(ANAとかJAL)を使った方が良いかもしれません。