上半期振り返り ダートスプリント界
今週は上半期のダート界を、距離別に3日に分けて見てみます。最初は3強が覇権を争っているダートスプリント界です。
(1)年末年始の時点
それまでダートスプリント界を牽引していた強豪馬たちが引退し、イグナイター(6歳牡)、リメイク(5歳牡)、ドンフランキー(5歳牡)の3強時代に突入しました。
(2)上半期振り返り
3強が牽引しているいる構図は、変わっていませんが、楽しみな4歳勢も現れました。
3強の春の足跡を追います。年明け初戦にリメイクはリヤドダートスプリント(1200m)を選び快勝、他の2頭はフェブラリーS(1600m)に出走しました。その後に3頭はドバイゴールデンシャヒーンに勢揃い、3頭全てが掲示板に載る好走をしました。
帰国後にイグナイターはかしわ記念(1400m)で、マイル絶対王者のレモンポップの2着と好走しました。
3強への挑戦者たちを見てみます。国内では、大井に転厩した古豪ジャスティン(8歳牡)が、JRA馬を抑えて4月の東京スプリントを制したのはニュースになりました。
そして、今春現れた新星は、5月の欅S優勝馬コスタノヴァ(4歳牡)と、同2着で根岸Sをエンペラーワケア(4歳牡)だと思います。ロードカナロアを父に持つこの4歳馬2頭は、秋に序列を崩すかもしれないポテンシャルを持っています。
(3)秋の見通し
3強が再び交わるのかは、現状不明です。
ダートスプリント界は8月から10月まで交流重賞が4つ(1200m×2,1400m×2)あり、その他にコリアスプリントが9月初旬に行われます。
そして、国内レースの頂点は11月のJBCダートスプリントです。他方で、米国では同時期に、BCダートスプリントが行われます。
ドンフランキーは8月12日のクラスターCを走った後に、BCを目指すと発表されています。
リメイクは昨年同様にコリアスプリントに登録、その後は国内海外いずれを目標にするかは、追って決定するとのことです。
イグナイターの秋のプランは、未だ発表されていません。