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母親がいないこの世に腹を括る

自分が愛着障害であることは昔から薄々気が付いてはいたけど、確信したのはちょうど1年前くらいです。

いろんな本や動画を見て確信しました。

あれから1年…。
やっぱりすぐ変わるのは難しかったです。


この1年間、変わらず人に期待してしまったし、常に過食してしまうし(吐きはしないから太ってる)

人や食べ物で心の穴を埋めるように、毎日必死‼︎‼︎

そりゃ人一倍生きるの疲れますわな。

思い返せば、今までの人生ずっと必死でした。
今度こそ、今度こそ、と思っても裏切られる。

だがしかし、今回気づきました。
そう、私は誰にも裏切られてなんかいなかったのです。

勝手にこの世に母親がわりになってくれる人を探してたんです。

他人に母親の愛を求めるってハードルが高すぎますよね。

相手からしたら他の友達と変わらないレベルで接してくれていたかもしれないのに、私は裏切られた!と勝手に思う。

思わせぶりな男性には、今度こそ!きっとこの人だ!と飛びついてしまう。
(ある程度タイプな人に限りますが笑)

しかし、相手からしたら最初から他の女性と同等に接していただけで、最初からそんな気なかった。

いくら食べても埋まらない。
人に期待しても、裏切られた(と勝手に思う)気がして埋まらない。

周りが結婚出産しだしてから特にイラだちが止まらなかったのは、自分の人生と比較して羨ましいからだと思ってたけど(まぁそれもあるけど)
多分、それ以上に“私より大切なものができてしまった”のが許せなかったんだと気づきました。

私の中にいる小さい当時の私がガッカリしたんだと思います。

「あの人もこの人も、やっぱり私のママじゃなかったんだ…。」と。

当たり前じゃん!と言われそうですが、
あくまでもそう思ってるのは私の中にいる2歳の私なんです…。お許しください…。

ここまで読んでるとものすごいメンヘラのかまってちゃんを想像してるかと思いますが、
むしろ逆なんです。

若い頃はそうだったけど、だんだんと本音と行動があべこべになってきました。

できる限り相手への執着を隠します。
自分から人を誘うことも滅多にありません。
去るものも追いません。
どんなに好きな人でも、最初からお別れを覚悟して心に壁を作ります。

周囲にはひとりでどこでも行けるしなんでもできる人だと思われてます。

本当は全く違うんですよね。

内心は孤独と怒りでめちゃくちゃに荒れ果ててます。

勝手に期待して、相手が期待通りの反応をしてくれないと勝手に裏切られてしまった気になる。
そして嫌になって疎遠にしてしまう。

我ながらものすごい極端です。

「誰も私のことわかってくれない。
   誰も大切にしてくれない。」

ずっとそう思っていたけど、“誰も”じゃなくて
“お母さんは”だろうな。

冷静に考えると、他人なのに誰よりも何よりも私の事を1番に思ってる人がいたら逆に怖いわ。

当時は“死”が理解できなかったんです。

気づいたら祖母が母親がわりに育ててくれていて、その穴は埋まったんだと思い込んでました。

でも今思えば実家で家族と一緒に住んでいた時でさえ、孤独感がすごかった。

なに不自由なく育ててもらったのに、慢性的な孤独感。理由は今になってわかりました。

心の穴は全くふさがっていなかったのです。

なんと!これには自分でもビックリです。
記憶にもほとんどない母の死を、今でも引きづってたんかい!

もう一度、自分に問いかけてみました。

当時の小さい自分を想像してみる。

砂場で小さくうずくまっている後ろ姿が浮かんできました。

下を向いて、無表情で砂をいじってる。

こっちは向いてくれない。

ママがいなくなって、寂しい?悲しい?

問いかけても、想像の中の私はこっちを向かない。


「あんなに愛してるふりして、結局いなくなるんだ」
「寂しいのも悲しいのも、言葉でうまく説明できない」
「もう傷つきたくない」
「ママ、なんでいなくなったの?」
「みんなママがいるのになんで私だけいないの?」
「なんでママの病気は治らなかったの?」

小さい私の背中から怒りが見えてきました。
喋らずとも私自身なので何考えているのかは
わかります。

私は寂しいんだ、お母さんがいる人が羨ましいんだ、とずっと思ってたけど
その奥に怒りがあるのかもな。

当時の私は死を理解できなくて受け止められてないから当然だ。

でも、今の私なら死を理解できるし、
怒っている当時の私をだんだん説得できる気がしてきた。

YouTubeで橋本翔太さんという方がものすごい的を得たこと仰ってました。(筋肉素敵)

「自分のことをわかってくれない(と思い込んでる)人との縁をリセットしてると、最後はひとりぼっちになる」

と動画で言ってますが、正にその通りです。

30年近く築き上げてきた友情を自ら破壊してひとりぼっちになりました。

今は本音で話せる友人はいません。

ただ、自分の思い込みだろうと、わかってくれない人と繋がっているのはものすごくストレスだったので、縁を切っちゃいました。時すでに遅し。

「自らリセットして、勝ち逃げ、という形にする。これ以上傷つきたくないから。
相手は縁を切られてとまどう。
これが、わかってくれなかった人に対しての最後の攻撃でもある。」

納得。

正に。

「みんな私の母親じゃないから期待するな」

をスローガンに生きていかねば。

ずっと親友だよ⭐︎みたいなのをみると、
嘘つけ!と思ってしまうけど、

そもそも皆は友達に対して私ほど期待していないのかもしれない。

だからずっと親友でいられるのかもな。

太ってるのも、タバコ吸っちゃうのも、
男性に嫌がられるのは
単に醜いからとか臭いからとかの理由じゃなくて、心になにか欠陥があるのを見抜かれてるからなのかもしれないな。

どうしたらいいのか。

悩んでるうちに人生が終わってしまうなぁ。

でも、今までの苦しみがここから来てると気づけただけで成長しました。

この世にお母さんはもういないし、代わりとなる人もいない。

そう腹を括ったら、だいぶ楽になりました。

もう他のもので必死に穴をふさごうともがかなくていいのか。
素晴らしい。なんて気楽なんだろう。

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