気づけば通院歴20年弱

今通院してる心療内科に初めてかかったのが
17歳位だったかな？
現在35歳。

絶不調の時期は毎週のように通ってカウンセリングも受けたけど、
調子いい時は頓服薬が無くなったらたまに貰いに行くぐらいの時もあったから、
コンスタントには通ってないんだけどね。

約20年で色んなことが変化したのに、ここに来ることだけは変わらなかったな。


そんなに長いこと通って治らないの？！と思われそうだけど、
最初は日常生活もままならない程の吐き気(恐らくパニック障害？)で、
教室、電車、外食、もう全てがダメで、
引きこもってしまった。
原因は結局わからず。


それが今では薬があれば外食も安心してできるし、
電車に乗らないで通勤できる職場なら
働けてるし、
一人暮らしもできてるし、
自分しかわからないけど、進歩はしたんだよ。


ただ電車はいまだに苦手…。
どうにかしたい。
電車を克服できたら転職先の選択も広がるし。

金銭的な問題と、相性が良いカウンセラーさんが辞めてからカウンセリングを辞めてしまってたけど、今度また予約してみた。
良いカウンセラーだといいな…。

まぁなんで急に過去を振り返ってしみじみしているかと言うと、
今日薬を貰いに久々に心療内科行ったら、
初診の頃からいる受付のお姉さんが年相応の老け方してて、月日の流れを実感したから。

名前も知らないし必要最低限しか話さないし、
顔もまじまじとは見ないから若い頃のままの
イメージだったけど、
今日お姉さんの顔をふと見たら、
「…あれ、そっか、20年経ってるもんな。」
って冷静に思った。(年相応って言いたいだけで今でも綺麗な方です)


お父さんと診察待ちしてる時、
「あのお姉さん綺麗だね」ってコソコソ言ってたのも、20年前なのか。

あれから、お父さんいなくても
一人で通院できるようになった。
仕事もして、恋もして、
つらいこと悲しいこともたくさんあった。

死にたい死にたいと泣きながらも
薬の力を借り、時には運に助けられ、
なんとか歯を食いしばってここまで生きてきた自分、冷静に考えてすごくない？？

多分私はこの調子で寿命までなんだかんだ生き抜くんだろうなぁ。


もうこんな自分でいいんじゃないか、って思えた。

一生心療内科通ってようと、
薬がなきゃ不安だろうと、
自分に自信がなかろうと、
結婚できなかろうと、

もう今のままで、上出来でしょ？
間違えてたら今まで生きてこれてないはずだし。

これからもこうやって生きて行こうと思えた今日でした。

＊

最後に最近読んだ本↓

心淋し川

江戸時代、吹き溜まりのような心町(うらまち)に住む人々の短編集。
恵まれない環境の中、頑張る人達の強さに惹かれました。