ずっと一緒
『ブラッシュアップライフ』第8話
昨日リアタイで観たのだけれど、
もうなんというか、これが升野さんの脚本かと身に染みた。
ただおもしろいだけじゃない。
コメディだけじゃない。
⚠️以下ネタバレ含む⚠️
noteでドラマの話をするときは
できるだけネタバレしないようにしていたのだが、
今回はそんな配慮ができないほどに
感情が昂っている。
これまでの3回の人生で、
あーちんが死んでしまうときあまりにも死を軽く見せていたような気がする。
あーちんが死んでしまったら
家族やみーぽんとなっち、たくさんの人がとても悲しんでいるだろうなと、視聴者側が勝手に想像することはあっても、とくにそういった描写は無い。
次の生命は○○です。
死んだ者は次へ次へと進んでいた。
そんな流れだったのにだ。
今回8話、あともう少しで最終回を迎えるという時にだ。
初めて残された側にフォーカスが当たる。
なっち、みーぽん、そして本来4人組だったと明かしてくれたまりりん、
大切な存在の3人を失ってしまう。
トンネル前の安藤サクラさんの演技、
あーだから安藤サクラさんが主演なんだな、と観ていた全員があの演技にやられたと思う。
きっと描かれていないだけで、これまでのあーちんの3回の死後もこうやって悲しい思いをしていた人がいたはずだ。
死んじゃったよー!!!
と軽く見せていた死をここへきて現実的なものにしていくバカリズム。
もう本当に、語彙力がなくうまく言葉にできず困るのだが
天才だろ。
そして、まりりんが今世をやり直そうと決意している原動力が
“友情”
というところにもグッとくる。
友達を助けたいの気持ちで、距離を置いてでもパイロットになるなんてわたしにはできるのだろうか。
幸せなことにまだ友人を失ったことのないわたには、彼女たちのつらさを理解することはできないだろう。
来週はあーちんもその“友情”のために動き出す。
最後の人生は来世のためではなく
「今世をより良いものに」。
どんな9話を迎えるのか、楽しみで待ちきれない。
ずっと一緒
この言葉を8話のタイトルにするところが、もう、
本当に。心に刺さるものがある。
うまく飛行機事故を回避して
4人で同じ老人ホームに入れますように。
わたしはひたすら祈っている。
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