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一度と言わず、何度でも行きたい【ファン・イニョプ】ファンミーティング2025レポ


はじめに


 【組み立て式家族】でサナ役を演じ、今一層注目を集めている人気俳優ファン・イニョプ氏。2025年1月17日(金)には横浜Zeppで彼のファンミーティングが行われたのだが、あまりの余韻にレポを残しておきたいと思う。
(※記憶の限りのため、間違っている部分があったらごめんなさい)

オープニング

 開演前は、彼の出演作ドラマのシーンが流れており、一気に暗転。そしてまさかの一曲目は、TUBE『シーズン・イン・ザ・サン】で登場。サビでは耳に手を当てて、会場からのコールを聞くようにしながら、一音も外さず余裕な様子で可愛さと色気を纏って歌い上げる。

今回のMCも安定と信頼の古家さんで、歌が終わると早速合流。そして歌が終わると、妖艶さから素のイニョプモードに戻るのも可愛い。どうやら、1部でも緊張したけれど、2部も緊張しているとのこと。それを聞いた古家さんはすかさず、「あの…この後10分したら大丈夫です笑。」と。(この意味はこの後すぐに分かることに)

今回のファンミのテーマは、In  Love。「さぁ、恋に落ちる準備はできてますかー!!」の古家さんの掛け声に「はいーーーー!」と答えるファンたち。そこでイニョプが、「…ナドゥ(僕も)」と呟くような優しく語りかける声で言い、会場は一瞬でとろけてしまう。ここで約3分経過、10分も要らなかった笑。

ステージのソファに座ったかと思いきや、ふかふかのクッションを敷いて座るイニョプ。長い手足に、ちょっと座りづらくないかなと心配していたら、カメラのアングルを見ながら一番後ろまで自分の顔が見えやすいように調整してくれており、ここでも彼の気遣いを感じる。(会場のZeppは座席がフラット形式なため、これはとてもありがたい涙。)

写真トークコーナー


 スクリーンに映し出される写真についてトークするコーナーでは、事前に選ばれた彼の写真について会話していく形式。一枚目は彼のバッグの中身なのだが、ウエットティッシュ、ミント、良い匂いの香水。ロマンスシーンでは相手と触れ合う時に清潔にしてねば!と気を遣っているようで、バッグの中身はほぼロマンス。そしてリップについても触れ、これまたロマンスのためで、いつでもロマンスシーンが撮影できる準備っぷりに会場は笑いと温かい空気に包まれる。古家さんも彼の中身を見て、《ロマンスの必需品》ですねと笑いを誘う。

そして次回作の一つ【Dear X】の台本も紹介され、出演予定とのこと。既にでていた記事を読んでみると、内容豪華すぎてこれは楽しみすぎる。アイドル出身の国民的俳優で、息を呑むような魅力あふれるキャラクターのようで、早く観たいな。

ファンから貰った本【小さな星だけど輝いている】の写真が投影される場面も。普段から本を読むし、プレゼントしてもらうこともあり、特に詩集を読むことが多いのだとか。(推しに本をプレゼントするの素敵だな…)

実はプレゼントされた時に既に同じもの持っていたので、それを弟にあげて、自分はファンから貰ったものを読んだそう。日本でも翻訳された本が既に販売されているとのことで、あえてこの本を選んでくれたのだろうという気遣いも100点満点すぎる。

ドラマの裏側紹介

 ドラマの裏側紹介コーナーでは、イニョプと一緒にそのシーンを見るスタイル。と同時に会場から湧き上がる歓声。

ジュウォンとラーメンを食べるシーン(空想の場面)では、NGシーンがあったとのことで、食べている最中に麺が上に跳ねてしまうなど、大変だったそう。ただ、一番大変だったのは、笑いを堪えることだったらしい笑。

ジュウォンにネクタイを巻いてあげる場面では、会場中がその場面を見ながらキュンに包まれている中、「どこにときめきポイントがあるのですか?」と不思議な様子。

「ネクタイを(自分の首ではなく)ジュウォンの首に巻きながら引き寄せることも演出できるし、、」とそのシーンをどう魅力的にできるかを考えながら話すサナことイニョプ。

この時点で彼は生粋のロマンス職人だと確信する笑。

高校生と大人のサナを一瞬で演じ分ける大変については、目の力の宿し方とダイエットがあった様子。ダイエットは、役柄を考えた時に忙しくて不眠の医者サナの背景を考えた時に、1週間に約4キロ前後まで絞ったとのこと。ストイックさも半端ない。

ドラマをファンと再現

 くじ引きで選ばれたファンとドラマの再現をするコーナーでは4つの場面をステージで実演し、その瞬間をポラで撮影してもらえるという形式。

【組み立て式家族】のトンネル前でのキスシーンでは、緊張するファンの前で「演技するのは僕だけで良いから」「再現する際少し顔の部分を触れるのは大丈夫か」と優しく伝え事前の配慮まで完璧にした上で、ここから一瞬でサナスイッチオン。大きな手と静脈が浮き出る長い上でを伸ばしてファンの頭を包み込み、会場中は多分突然すぎて歓声と興奮で3度くらい温度上がったのではないかと思う笑。

ジュウォンとサナがプリクラを一緒に撮るシーンでは、「このポーズは一緒になっちゃうから…顔をくっつけて前を向く感じにしましょうか」と提案。今まで開催してきたファンミと中身が被らないよう終始気にかけてくれているのですが、徹底ぷりが本当にすごい。提案された再現シーンも半端ないほどのロマンスで、ここでもまたロマンス職人が登場。

雨に濡れないようジャケットでジュウォンを覆うシーンでは、まさかの撮影で使用したジャケットが登場。ジャケットを被せた後、ファンにこっち!と自分の顔を見つめるよう合図をし、さらに二人で深くジャケットをかぶっていき、会場は歓声と悲鳴とさらに大きな歓声に包まれる笑。

学校のジャージをジュウォンに被せるシーンでは、ここでも撮影で使用したジャージが登場。

どうすればファンが嬉しいか、きっと事前にたくさん考えてくれたのだろうな、というのがわかるほど、一個ずつのやりきりがプロすぎて、会場中が幸せモードに包まれる。そして、あまりのやりきり具合とぶっ飛び距離感に、回を増すごとに古家さんが「気をつけてくださいね」とファンの心を落ち着かせる一言が温かった笑。

歌の時間

 何曲か披露してくれたのですが、そのうちの一曲が宇多田ヒカルの「First Love」。

最近ネトフリでドラマ【初恋】を観たそうで、そこから選んでくれた様子。歌い始める際に、「撮らないんですか?撮っても良いですよ。」優しい声で呟きと、本人が撮影許可を出してくれる。

そのほかにも大塚愛の「プラネタリウム」を披露。【組み立て式家族】の二人に、日本でファンミを開催するんだと話した時にこの曲を勧めてもらったのだそう。そして自分自身も【花より男子】を観ていたのと、韓国でも凄く人気のある曲だったので、選んでくれたとのこと。ファンミごとに毎回歌が被らないよう準備してくれているのが、純粋にすごすぎて、ロマンス職人に加えて、努力と準備と愛の塊だなと実感する。

ゲームチャレンジ

 指定された曲を踊るダンスチャレンジでは、各国のファンミで実施していて、今回日本ではNewJeansがチョイス。(ここも被らないよう配慮されてるの凄いな)『Supernatural』をうさ耳カチューシャをつけながが可愛く踊り切ってくれ、『OMG』も観たい!!というファンたちの声にも耳を傾けようとしてくれる。

ファンと一緒にゲームに挑戦し、成功すれば全員にハイタッチがプレゼントされるイベントも。イニョプと見つめ合って先に瞬きしたら負けという設定なのだが、とにかく彼の優しさが半端ない。中でも、ファンの好きなドラマを聞いてその役柄になりきりながら見つめ合うファンサがあったのだが、【女神降臨】のソジュンになり切って見つめる場面は、特にすごかった。

そして、ファンが瞬きする0.5秒前くらいに自分が先に瞬きして、ファンが勝つようにしてくれているように見えて、ここでも気遣いの神降臨していた。

帰り際のハイタッチ

 ゲーム成功に伴い全員にプレゼントされたハイタッチ。実際にはハイタッチという名の握手だった。「あれ、今時止まったかな」と思うほど、近距離でまじまじと目を見つめて優しく手を包み込んでくれるような形式で、終わりまで完璧なメロ職人。瞼を閉じたら頭にその光景が思い浮かぶのでは、くらいに両目に彼を焼き付けて帰路についたのだった。

まるで暖炉のように、ゆっくり燃えてそばにいる人を温め続ける存在のようなファン・イニョプ氏。穏やかでお茶目で可愛いかと思いきや、突然現れるメロ職人な発言に心臓は両手で終始鷲掴みに。そして、とてつもなく気遣いの鬼で、とにかく周囲の配慮が凄まじく、また日本でファンミ開いてほしなと思う。

最後に

  特に日本のファンミは撮影許可が元々なかったり、本当に部分的だったりと、どこからどこまでOKなのかがよく分からないことがあるかも。今回撮影OKの始まりのタイミングは分かったものの、結果的にどこまでOKだったのかが分からかったことで、悩んだ方もいたのでは。(最終的にここまでにしておきましょう、とアナウンスが入ったものの、途中会場内で撮影NGとの呼びかけが入る場面もあったため。)
撮影して良いタイミングと終わりのタイミングがアナウンスされると、一層皆んなが迷いなく参加できる気がしたのでした。この辺り、正解はなくて難しいですが。

とにかく彼の魅力が詰まった時間で、また開催して欲しいなと思うのでした。