『ムービング』ロス期に振り返る。〜韓国ドラマと原作の違いや共通点①〜
はじめに こんなに楽しみな週の真ん中水曜日はあっただろうか。終わってしまった、“ムービングデイ”を引きずり、曜日問わず『ムービング』を思い出しては、空を見上げ、トンカツが食べたくなり、思い耽ってしまう。ここまで夢中にさせる理由は複数あるが、多様性を描きながら、生きづらさと生きる上で大切にしたいことを、道徳的にファンタジーにロマンチックに描き切っているのが素晴らしいのだと思う。そして、シンプルな善悪の対立構造というよりも、悪そのものを生み出した背景にスポットを当てて描いている