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【イベント参加レポート】XP祭り2020 B-5-1: エクストリームプログラミングは、今でもエクストリームか?

登壇者がエクストリーム

なんと、原田騎郎さん、自転車漕ぎながらの登壇w
バーチャル開催されているツール・ド・東北2020に参加しながらの登壇とのこと。

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イメージ図。

エクストリームプログラミング(XP)とは

今の原田さんこそエクストリームでしょ…という気持ちが心をよぎる。
ペアプログラミングやリファクタリング、TDDといったプラクティス。
「プランとフィードバックループこそがXPのいいところ」と原田さん。

技術の発展と変遷

・1996年頃。HDDが1GBくらいだったころ、というとかなり昔の話のように思える。Windows95。
・2015年頃には2TBのHDD or 512GBのSSDという世界。Windows8。
・2020年の今、2TBのSSD。Windows10。

環境は劇的に良くなっている。プログラミングの環境はよくなったのか?

パターンランゲージ

建築の概念がソフトウェアに持ち込まれた。

さて、XPはエクストリームなのだろうか、という本題。

世界にもしXPがなかったら

TDDは無い。最後に結合するまで正しく動くかわからない。
紙に書いたコードをデバッグ。(机上デバッグ)
サーバを準備するのに数週間。その隙にいろいろやる。
インテグレートできるのは最後の最後。問題がわかるのは最後の最後。

話を聞きながら「XPがない世界はまだあるぞ」とも思ったが、
確かにXPがなかったら、今のソフトウェア開発はずいぶんと違ったものになっていただろうと実感。

XPとは何か

「XPはソーシャルチェンジだ」と、Kent Beckは言った。
そこに、何がエクストリームなのか書いてある。

「成功に備えろ。
 今までのやり方にしがみついて成功から自分を守るな。
 ベストを尽くせ。
 それがエクストリームだ。」
(聞きながらまとめたので細かい文言は違います)

さらされることに、準備はできているか?

テストを書かずに何千行も書く現場はほとんどなくなった。机上デバッグもやらなくなった。

なるほど世界は変わっている。XPは確かに世界を変えたのだ、ということがよくわかる。

どこまでエクストリームになれるか

どこまでエクストリームになれるかを試し続ける。それができるのであれば、XPはエクストリームであり続ける。

・・・なんで自転車漕ぎながらこんな心に響く話ができるんだ。

なにもかもが衝撃的なセッションだった。
エクストリームであることを体現しながら「どこまでエクストリームになれるか」と問いかけるセッション。これは、レポートを書いておいてなんだがレポートを読んだだけでは1/10も衝撃と感動はわからないだろう。


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