Scrum Fest Osaka 2020 セッションレポート 教えて!あなたの一歩を後押しした本!『旅するAgile本箱LT』 #ハッカーライフラボ
旅するAgile本箱
アジャイル者にとってあこがれの存在。その旅するAgie本箱についてのLTということで、大きな期待を胸にzoomのurlを開いた。
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK改訂版 コラムニスト
森さん
・黄色い
・ふりかえり
・初めて読んだアジャイルの本が金本
・金本にあまりないふりかえりの話をコラムに盛り込んだ
Sudoさん
・2013年のデブサミで金本に出会う
・思い入れがつよくて語りつくせない
・リリースレゴおすすめ
飯田さん
・昨日、最終出社
・背中をおすコラムを書いた
金本は、私も大好きな本だ。どれだけ多くの現場を支えてきたのだろう。
一万年の旅路
Kakedaさん
究極のふりかえり、という黄色い人が反応しそうなタイトルのブログをもとに紹介。
地中海付近の地からアジアを経て、北米の西海岸までたどりついたネイティブアメリカンたち。
一万年前の世界でも変われる人と変われない人がいた。
すごい失敗していた。彼らの時代の失敗は、死を意味する。
アジャイル云々を抜きにしても、読んでみたい…!!本自体の力もだが、Kakedaさんの語り口がとても魅力的だった。
カイゼン・ジャーニー
Iuchiさん
・フリュー株式会社
・CSM
・主人公の江島が問題にぶつかり悩み、カイゼンしていく姿に心を揺さぶられる
・多くの現場にあったプラクティスが紹介されている
・印象的なセリフ
・「それで、あなたは何をしている人なんですか?」
・「うっ」となるセリフ
そして、Iuchiさんが本を読んでとった行動も紹介される。
・社内でスクラム勉強会を開催
・社外勉強会へ積極的に参加
・部署を越境したアジャイル勉強会を開催
・デザイナーの方々とコミュニティーをつくってUI/UXの観点からもカイゼン
それで、あなたは何をしている人なんですか?
カイゼン・ジャーニーもまた金本と同じく、多くの人生を変えた本だ。
旅するAgile本箱をRettyの皆で読んだ体験から得たこと
常松さん
・RettyのEM
・みんなでひとつのプロダクトを作っている
Retty
・実名型グルメサービス
旅するAgile本箱でのビブリオバトル
・当初は借りる予定はなかった
・Rettyでは自由に書籍購入できるのもあって、1/3~1/2くらいは持ってた
・RSGT2020で岩切さんにお会いして、過去の事例を聞き、借りることにした
・貸出しカンバン
・貸出し最終日に社内ビブリオバトルを実施
・累計40冊読まれた。エンジニア以外も読んだ。
早く行きたければ、ひとりで行け。
遠くまで行きたければ、みんなで行け。
本箱を借りることで、この言葉を思い出したとのこと。イベント的に本を読む機会を設けるのは、確かによさそうだ。
チームが「サイロ化」しないための仕掛け
miwaさん
Agile Testing Condensed
・心理的安全性はやってこない
・痛みや恐れや不安をともなうが、やるべきことはやらなければいけない
・心理的安全性がるかのようにふるまうことで、本当に心理的安全性が出来上がっていく
・チームとは何か
・想像上のもの
・実態は自分自身
・ひとりひとりがサイロ
個人は個人だ、チームは幻想だ、という現実をつきつけながらも、だからこそチームには約束が必要なんだというメッセージだと受け止めた。エモい。
未来を変えるためにほんとうに必要なこと
石井さん
・ミートボール
・最近はマンゴープリンも作ってる
・ECサイトあたらしくした
心が折れそうになったときに、もっとひどい状況でも頑張っている人がいることを知る。
・アパルトヘイト後の南アフリカ
・ゲリラのリーダーが参加するワークショップ
比較対象がエクストリームだw
POWERとLOVEは両方必要
愛なき力は暴力である
力なき愛は無力である -マーチンルーサーキングJr.
単にバランスをとるという話ではなく、動的平衡。場面によって出すものは違うし、自分の得意を知っておくべき。
うーむこれも読んでみたい。
実践編の本も紹介され、石井さんの話は終わった。
他人が本を通して得た視座を獲得する
なんとも学びの多いセッションだった。自分が読んだことのない本はもちろんだが、読んでいた本でも異なる視座・体験から学びが得られる。
旅するAgile本箱を借りる、ぜひやってみたいものだ。