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TypeScriptは門外漢だけどTSKaigi Kansai 2024に参加したら学びだらけでテンション爆盛りになった

TSKaigi Kansai 2024に行ってきました

私が所属しているカケハシがGoldスポンサーとして参加しているTSKaigi Kansai 2024に参加してきました。
メンバーにはたくさんセッションを見てほしいけれども、ブースに張り付きになっちゃうとあまりセッションを見るのが難しくなります。じゃあなるべく自分がブース要員になろう!という気持ちで参加しました。

ブースは大盛況!!

941さんと一緒に、どういう配置にしたら足を止めてもらいやすく、かつカケハシに興味をもってもらいやすいか?を考えながらブースを設置していきました。まずこの時間が超楽しかったです。

できあがったブースと、はしゃいでる椎葉さん。かわいい。

午前中は会場に人がまばらで、スポンサーブースも閑散としていました。この時間に他のスポンサーの方々と交流できたのはよかったです。ブースのお向かいが「カミナシ」さんで、良く名前を間違えられる企業同士がついにコラボレーションする瞬間が生まれました。

午後になると状況は一変し、セッションとセッションのあいまには黒山の人だかりができるほどになりました。
人がブワーッと増えたときに、担当の時間じゃなくても積極的にブース対応にメンバーが入っていくのをみて、あらためて素敵なメンバーたちと仕事してるなぁ…と嬉しくなりました。

うひょさんと対面して緊張しているカケハシメンバー

カケハシが配るノベルティに「カケハシ式チャートでわかるふりかえりの技法」という本があって、これは私が書いたのですが、あれよあれよと捌けていって早々にSOLD OUTしたのは筆者としてかなり嬉しかったです。(もっともっていけばよかったな…)

最後の一冊をお渡しするところ

セッションも聴いたよ!!

前述のとおりずっとブース張り付きのつもりでしたが、椎葉さんがいくつか「これはいくおさん好きだと思う」とお薦めしてくれたので、いくつかセッションにも参加しました。

1つ目は「型チェック 速度改善 奮闘記」。

開発規模が大きくなってくると型チェックとか遅くなってくるよね、でもそういう開発者体験のところって優先順位上がりにくいよね、という「うっ」となるフックからセッションはスタート。
どこで時間がかかっているかをプロファイリングして対策していく、というアプローチはアプリケーションのパフォーマンス改善と本質的に一緒で、それを実直に取り組んでいるの尊いなーって思いながら聞いてました。
一緒に聴講していたエンジニアが、「こういうツールあるんだ!試してみたくなりますね」と目を輝かせていたのもよかったです。

2つ目はランチタイムのスポンサーセッション。カケハシから我らが鳥海さんが登壇していたこともあり、かぶりつきで聴講。

941さんごしの鳥海さん

スポンサーLTは、LTであるがゆえにテーマが絞り込まれ、ピンポイントな課題や改善がテンポよく紹介されていました。プレイドさんの話が個人的にはとても好きでした。

3つ目は「テストコード品質を高めるためにMutation Testingライブラリ・Strykerを実践導入してみた」を聴講。

ミューテーションテストとは、「コードに意図的なバグを植え付けることで、テストコードの検証が適切に行われているかを計測する手法」のこと。
テストがどれくらい網羅できているか?を示す指標としてはコードカバレッジがありますが、ステートメントカバレッジだと本当に必要なテストが抜けていても検知できない、などいろいろ課題があります。
ミューテーションテストは、これを鮮やかに解決してくれる手法とのことで、なんだよーこれすぐにやりたいよすぐ!と興奮していました。
その性質上、なにも工夫しないと実行時間が相当長くなっちゃったり様々課題はあるようですが、複雑化したコードベースを扱う現場ではぜひ試してみたい手法です。

個人的に特に印象的だったのが、「カバレッジを意識してテストを書いていたわけではないが、ちゃんとテストしていたら結果的にカバレッジが高くなった」という点。あまりにも美しく本質的ではありませんか…。

火が灯る

私自身、カケハシのメンバー、そしておそらぬ会場にいた誰もが、会が進むにつれて心に火が灯っていったように思います。
こういう技術についてもっと語り合いたい、発信したい。
プロダクトマネージャーともっとガチンコでやりたい。
そういった会話が目の前で生まれていくのを見て、とても胸が熱くなりました。

いまの自分のロールを考えると、こういった言語系のカンファレンスは門外漢もいいところです。けれども学ぶことは大いにあったし、「ああそうだ、技術の話って最高に楽しいよね」とあらためて感じるいい機会になりました。
今後も参加していくぞ!という想いを胸に、苦い水を喉に流し込みました。

帰りの新幹線の中で厳しい1on1

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