Scrum Fest Kanagawa 2024- 春の陣 - でみんなの心に放火してきた (3/18加筆修正)#ScrumKanagawa
はじめに
イベント終了直後に、失いかけた意識の中で参加レポートを投稿しました。8時間寝て元気が出たので、あらためて加筆修正して投稿します。
スクラムフェス神奈川2024春の陣でキーノートやってきたよ
いってきました、スクラムフェス神奈川。
プレイベントを挟んで、スクラムフェス神奈川主催としては初めての本格的なカンファレンス(しかも合宿)でキーノートを担当させていただくという身に余る光栄に預かりました。
さて、スクラムフェス神奈川いったいどこでやるのかというと、なんと小田原でした。小田中が小田原へ。
スポンサーLTから最高
イベントはまずスポンサーLTから始まったのですが、これがもう最高でした。
スクラムフェスという場を盛り上げるための、マスコットキャラクターの名付けから始まり、モブプロでチームに起こった変化、自分のチーム鬼速で最高!という熱い話が立て続けに繰り出され、その場にいる全員が「これはいいカンファレンスになる」と確信しました。
キーノートやってきたよ
スポンサーセッションがあまりによかったので、もうキーノートやらずに飲んでいたい衝動に駆られましたが、キーノートをやりきったほうがもっとお酒が美味しくなるのでしっかり話してきました。
共に学びあう場をつくるための呼び水としてキーノートを設計したい。なので、自分語りをしつつ、ポイントポイントで参加者同士が話し合う時間を設けました。
なにを話そうか悩んだ末に、「共に学び合う」「現場に持ち帰る」「それをまたコミュニティに持っている」という学びの循環をテーマに設定しました。
自分自身がコミュニティと出会い、どう変わってきたかを辿る旅でした。
途中のディスカッションタイムで、初参加の方々も積極的に会話に参加していたのが印象的でした。そして、ディスカッションタイムの回を重ねるごとに熱量が増していき、だんだんとディスカッションを打ち切るのが大変になっていきました。すごいぞ!みんな。
みんながディスカッションしている様を見ているのが最高でずっとフフフフしてたのですが、あらたまさんの参加レポートによると参加者目線でも交流するきっかけになっていたということなので、やってよかったです。
コミュニティと現場をいききする中で生まれた変化について語るとなれば、必然的に自分語りをすることになります。いくつもターニングポイントがあったわけですが、コミュニティに積極的に関わるようになった大きなきっけは、びばさんとの出会いでした。だから当然びばさんとの出会いの話はストーリーの中に盛り込まれていました。
びばさんは当たり前のようにこのイベントに参加して、しかも前のほうで聞いてくれているわけです。これはもう、巻き込むしかねぇな。
というわけでびばさんとの出会いのくだりでは、前のほうに来てもらって一言話してもらい、握手をしたわけですが。後日、びばさんがめちゃくちゃ愛のこもったブログを書いてくれて、ほんともう最高が最高でした。
現場の話をするうえで、自分がスクラムに本格的に取り組んだチームの話も避けて通れないものでした。スライドを作っているときは「うわー懐かしいなー」くらいのテンションだったし、リハをやってるときも「みんな今より若いなー」くらいの感じでした。
ですが、当日、スライドに彼らの姿が投影された瞬間、あの頃みんなといっしょにスクラムに取り組んで、どんどん変わっていった日々のことを思い出して、胸がつまりそうになりました。僕は長男(というか一人っ子)なのでなんとか泣かずに耐えられましたが、このチームがなければいまの僕はいないよなあ・・・としんみりしました。
これだけ自分自身を掘り下げる機会はなかなかないので、そういった意味でもキーノートの機会をいただけて本当によかったです。感謝!
OST!!
RSGTほどたくさん人がいるわけではないこの会場で、どれだけOSTのテーマが出てくるのだろう?と眺めているうちに、あっという間にOSTの枠が埋まっていきました。すごい。
僕はキーノートで疲れ切っていたのて前半は傍観していましたが、参加者たち自身で場を設計していく様が素晴らしかったです。
初参加の人たちがテーマ出ししているのもすごくよかった。
懇親会
懇親会で印象的だったのが、早々に席が固定化されたのを観測したびばさんが「みんぐる」で交流をうながし、あっという間にワイガヤ空間に変えてしまったことです。ナイスファシリ。
懇親会中もLTがあり、質疑含めて非常に盛り上がっていました。本当に学びたがりばかり集まっている。
懇親会では「いくおさんに会いに来たんですよ!」「このために沖縄から来ました!」と声をかけてくださる方がたくさんいらっしゃいました。本当にありがたい・・・!!ありがたいし、いくおをきっかけにいらっしゃった方がコミュニティの熱量をうけて変化してくれたら、こんなにうれしいことはないですね。
二日目
不思議な力により就寝が3時くらいになってしまったのですが、カーテンを閉め忘れていたため朝日とともに目覚めることを余儀なくされました。6時起床。
二日目はLT大会とOST。ずっとLT張り付きで参加してました。オフレコのものもあったので詳細は語りませんが、パーソナルなキャリア論からチーム形成論、そしてカンファレンスでの学び方まで多岐にわたる充実したLT大会で、2時間があっという間でした。nacoさんの積読LTとか、めちゃくちゃエクストリームで最高。
ソウルメイトのあらたまさん、なんでか毎週飲んでるパウリ、今回仲良くなったじゃがさんをはじめとして最高のラインナップだったわけですが、個人的に印象的だったのがじゅんぺいさんのLTです。
前日の懇親会二次会で仕上がっていたじゅんぺいさん、「もしかして俺にとって当たり前の話、みんな知らなかったりするの?」なんてことを言っている。これはもう話してもらうしかないね!というわけで勝手にLT枠に名前を書いておいたのですが、その期待に180%以上の結果で応えてくれました!
LTのあと、けっこう品質やアクセシビリティの話で盛り上がっていて、それはじゅんぺいさんがLTしなきゃなかったことなので、話してもらって本当によかったです。
最後はもちろん、ふりかえり。
肉に火を灯す
イベントの終了が12時、ちょうどお昼時ということであらたまさん、パウリ、じゃがさんと焼き肉レトロスペクティブに行ってきたのですが、これがまたアツいイベントになりました。
スタートアップにおけるアジャイル。アジャイルなマインドセット自体はスタートアップとの親和性がすごく高い。でも、バーンレートを意識しながら行動する必要があったり、そもそもリソースがカツカツだったりという制約の中で必ずしもベストプラクティス通りに進めることはできない・・・
個人的には制約があるからこそできることがあるし、その制約ゆえのベストプラクティスからの逸脱はいいんじゃないかなーと思っています。なんだけどそういう悩みを分かち合う場がないからそれぞれ悩んでいる。
であれば、分かち合う場を作ればいいよね。Startup in Agileとかあればいいんじゃないかな。という話になって、めちゃくちゃ盛り上がりました。パウリはずっと「気持ちいいー」って言ってました。コミュニティジャンキー。
そんな激アツの後夜祭を終え、みんなの心に火を灯そうと思っていた自分自身の心がメラメラと燃え盛っていることに気づきました。放火魔は必ず現場に現れるというあれですね。違うか。
心に火を灯す
心に火を灯す、がテーマのスクラムフェス神奈川。OSTや野良LTの熱量、Day1をうけてDay2でのLT の方向性をガラッと変えるアジリティ、そこかしこで心に火が灯っているのが観測されました。キーノートがみんなの心に火を付けるお手伝いをできたのかなー、とうれしくなりました。
合宿型イベントの開催は大変な部分も大きかったと思います。アンチハラスメントポリシーの徹底など、これまでのスクラムフェスでの学びを昇華させた取り組みなどもあり、参加者としては安心して楽しめる土壌作りをしていただいてるなーと感じる瞬間が多かったです。本当にありがとうございます。
次はぜひ町田で。フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ