2024年です。あけましておめでとうございます #RSGT2024
スクラム実践者の年越し
1年間楽しみに待ち焦がれ、いざ会期になるとあっという間に最終日を迎えてしまう。多くの参加者がこのイベントへの参加をもって「年越し」と表現するRSGT。今年も無事、年を越すことができました。
Day0
スポンサーとしての参加
今年は初めて、所属する企業がスポンサーとして参加しているという経験をしました。
ワクワクしすぎて集合時間より早くついちゃったので一人で設営をしながら、他のスポンサーブースの人たちワイワイしてました。既にDay 0からギャザリングは始まっている。
アレックスがGoogle Lensの翻訳機能を使いながらこのボードでのアンケートに答えてくれて、アレックスのギャザリングする姿勢と現代のテクノロジーのすごさに感動する一幕もありました。
speaker dinner
登壇者、スポンサーなどが集まってspeaker dinnerが開催されました。私が初登壇した2021年以降はコロナ禍の感染対策のため開催なしだったので、ついに参加できた!と一人ほくそえんでいました。
終わったあとはマークさんが誘ってくれて、パウリさんと三人で焼鳥屋に。海外カンファレンスへの参加経験も豊富なマークさんがギャザリングへの想いをニコニコしながら語ってくれて、とてもいい時間でした。
Day1
スポンサーセッション クリエーションライン
Day0のときに岩切さんから声をかけてもらい、急遽Day1のスポンサーセッションに客演しました。
開発者役のみんながワチャッと集まったときに閃いて「スクラム組みましょう!」ってささやいたら、みんながすぐスクラムを組んでくれて練度の高さに感動しました。
Dynamic Reteaming, The Art and Wisdom of Changing Teams
チームは様々な理由により変化することになるという制約と向き合い、効果的にリチーミングしていくための示唆に溢れていたDay 1のキーノート。
抽象度がとてもよいレベル感で、多くの参加者が「わかるわぁ」「自分の場合はこうだった」と活発に意見を発信していました。
RSGTには、いつも不思議とキーノートとそれぞれのセッションがつながっていくマジックがあります。このキーノートはそんなつながりを巻き起こすマジックに溢れていました。
Badプラクティスを選んで失敗しながら進めた新規プロダクト開発
同僚の湯前さん、椎葉さんによるセッション。自分がジョインする前の話ということもあり、とても興味深く聴いてました。
わからないことが多く、さりとてなるべく早く価値を最大化したいスタートアップにおける新規開発。「Bad」とあるけれど、変化を抱擁し不安と向き合いながら勇気をもって突き進むあり方はアジャイルそのものだなーと思いました。
品川アジャイルにて椎葉さんと対談
15時位から、田上さんが声がけしてくれて椎葉さんと対談する機会がありました。
RSGTについて語ってくれとのことで、セッションを終えたばかりの椎葉さんに感想を聞いたり、おたがいのRSGT原体験について話したり。
椎葉さんが話を引き出すのがうまく(ご自身の話もめっぽう面白い)、あっという間に30分が過ぎていきました。そのうちYoutubeで公開されるようなので、楽しみです。
ベロシティ Deep Dive
スクラムについて悩んだときにwebで検索するとだいたいこの人のブログに出会う。光の寿司おじさん、ryuzeeさんのセッションは毎回参加しているのですが、今回は現地にいらっしゃるということもありいつも以上の熱気。切れ味がすごい。
真にDeep Diveするべきはプロダクトだというタイトル回収が最高でした。
エンジニア組織の経営論 〜エモい開発と売上数字は両立するか〜
みんな大好き漆原さん!本編終了後の特別セッションでしたが会場は大入り。とかく分断されがちなビジネスとデベロッパー。でも自分たちはビジネスを理解しようとしているか?ビジネスの人たちってエモいんだぜ?というメッセージが熱くて、その場にいたデベロッパー達の越境魂に火がついた感があります。
ギャザリング!
スポンサーとして参加していたこともあり、会社のメンバーが何人も参加していました。みんなで写真をとったときはなんだかグッとこみ上げてくるものがありました。
はじめましての方、久しぶりの方ともたくさんギャザリングしました。
何人かの方に書籍サインをお願いされ、うれしいと同時に自分の字の汚さを再確認。しかたない。
夜もギャザリング。翌朝は早いので1次会で切り
上げようとしたのに、不思議な力により日本酒のおいしい店にワープしていました。
Day2
スポンサーセッション KDDIアジャイル開発センター
まさかの2日連続スポンサーセッション登壇。1日目はスクラムを組み、二日目は…
被り物をして踊り狂っていました。
なお、会社の広報に「他社のスポンサーセッションで象の被り物をして踊ってほしい、というオファーがきているが参加して問題ないか」と確認したところ、「被り物をしてよいかという問い合わせは初めてですが、RSGTはみんなで場を盛り上げるイベントだと伺っているので大丈夫です」と回答いただきました。まあ前例はなかろう。
Solving The Value Equation
DevOpsDaysTokyo2023に続いてマイケルフェザーズさんが登壇!
価値とはなんぞやについて。そもそも価値って定義が難しいよね。メトリクスがあるとハックしちゃうけど、でもメトリクスが絶対悪ってことじゃない。
問い続けなければいけないタフな問い。
個人的にはDay1のryuzeeさんの話とのシンクロを感じて、一人盛り上がっていました。
他者と働き、チームで成果を出す方法 ~ 人との関係からみるカケハシ ~
カケハシのスポンサーセッション。テラスルームが大入りになってました。
「わかりあえない」と感じた瞬間のリアルな話は聴き応え十分で、これはフルサイズで再演してもらいたいですね。
スクラムとデッドライン、壊れゆくチームをつなぎとめるもの
自分のセッションでは、デッドラインについて話しました。
だんだんとメインホールに人が集まってくると、高揚感が湧き上がってきます。
今年のRSGTでは例年以上にオンラインを盛り上げたいという機運を感じたので、Discordも巻き込んで双方向型にセッションを進めていきました。
デッドラインについて語りながらセッション時間を超過してしまうというオチがついてしまいましたが、伝えたいことは伝えられたかなーと思ってます。
反省点としては、情報保障セッションなのに早口すぎた点です。自分のプレゼンスタイルの根本に関わるところではありますが、ここは改善していきたい。
プロダクトをあきらめるとき
きろさんのセッションはめちゃくちゃ面白かった。面白かったし、いろんな人にぶっささって会場はどよめき、Discordにはうめき声があふれていました。
動画公開が楽しみ。
ギャザリング!
二日目もギャザリング。fukabori.fmの岩瀬さんとついにオフラインで対面!
この日は睡眠不足だったりで少しボーっとしてて、せっかく声をかけてくれたのにあまりハキハキと対話できないということがありました。そういう点から体力の低下を感じ、この日は夜ギャザリングには参加せず帰宅。偉い。もはや偉人。
Day3
OSTの前説
アラウンド83のみんなで、OSTの前説のための寸劇を実施。
まさか3日連続で寸劇に出ることになるとは思いませんでした。カケハシの同僚が驚いてました。
OST NLP(神経言語プログラミング)について
寸劇で疲れ果てていたのと、せっかく寸劇で蝶をやったから今年は蝶で参加しようという思いから今年はテーマを出さないつもりでした。
ですが、Aki.mさんがNLPについて聞いてみたいと言ってくださったので、二人で合同テーマを出しました。
このOSTは、ガチプロの中さんが来てくれたことで、かなり深い話ができました。20分枠のところ40分くらいは話していた。
フィードバックについてだったり様々な領域に話題が膨らんでいって、これぞOSTの醍醐味って感じでした。
クロージングキーノート Quality and Attractive Quality Creation Learning from the Kano Model - Kano Modelと魅力品質理論
狩野先生ですよ。狩野モデルの狩野先生。クロージングキーノートのスピーカーとして発表されたときからずっと楽しみにしてました。
おそらくみんなそうで、Discordの盛り上がりも並大抵ではありませんでした。
なにか質問が投げられるとその質問への回答がスライドに有る、という奇跡のようなつながりが発錆していて、狩野先生も質問者もとんでもなかったです。
ギャザリング!
クロージングキーノートのあとはファイナルギャザリング。
ぴよさん大野さんをはじめとして、多くの方から「スライド読んだよー」とか「あのときのこれに感謝してます!」とかいっていただいて、とてもほっこりするギャザリングでした。
深夜、最寄り駅から自宅までの道中で少しだけDiscordのトークに参加できて、それもすごく楽しかったです。
知らんのか RSGTが始まる
というわけで今年のRSGTは一応は終わりを迎えましたが、これを執筆している現在もDiscordには人がいたり寝落ちしてたりします。RSGTは終わらない。
それでは、RSGT2025でお会いしましょう!