Developers Summit 2020 Summer 初のオンライン開催に寄せて
ここは雅叙園じゃないんだ かといってソラシティでもない
昨今の潮流もあり、今年の夏サミは初のオンライン開催だった。大規模なテックカンファでは、先ごろスクフェス大阪が大きな成功を収めた。果たしてデブサミやいかに。
結論からいうと、オンラインならではの良さが光る素敵なカンファレンスだった。
講演中に登壇者とコミュニケーション
今回のデブサミでは、セッションごとにチャットが用意されていた。
セッションは録画。
正直、参加するまでは「録画ならリアルタイムに見る必要ないんでは?」と思っていた。
しかし、始まってみると「講演を聞きながら登壇者にリアルタイムで質問・コメントできる」という異次元の体験がまっていた。これはいい。
自分の予定とあわせやすい
今日はスプリント最終日だった。ちょうど見たいセッションがイベントの時間とずれていたため、セッション→スクラムイベント→セッションという離れ業ができた。
リアル開催だとこうはいかない。
地理的制約がなく、純粋に自分の優先順位で行動できるのは最高だ。
いいことばかりではない
一方で、少し残念なこともあった。
URL共有がギリギリ
私のところにURLが来たのは前日だった。チャットを見る限り、人によっては本当に直前だったようだ。
リアル開催なら前日まで場所が明らかにならないなんてことはないだろう。ここはぜひ改善してほしい。
攻撃的な参加者がいる
これは運営に責任はない。チャットとあう匿名性がある空間で、ごく少数ながら攻撃的な人がいた。リアル世界のask the speakerで登壇者にそんな物言いをするだろうか。少し悲しい気持ちになった。
クロージングや懇親会がない
最終セッションが終わってそのまま終わりはちょっと寂しい感じがした。そして、参加者と感想を分かち合う懇親会ももちろんなかった。これは勝手に参加者でやれ、という話だが、実はクロージングって大事だったんだなという気づきを得た。
開催してくれたことに感謝
などなどいくつか気になることもあったが、全体的には非常によかった。初の試みで、ほぼトラブルなく進行していること自体が奇跡だ。
おそらく次のデブサミも、ひょっとしたら夏サミもオンラインかもしれない。そうなったとしても、ちゃんとデブサミを満喫できる。そう確信させてくれる夏サミだった。
運営の皆様、登壇者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。