ふりかえり手法「巨神兵」のご提案
はじめに
これは、「[いちばんやさし,いきいき]+いくおの Advent Calendar 2021」二十一日目の記事だ。
火曜は「ふりかえり」。今回はあたらしいふりかえりの方法「巨神兵」を提案したい。
きっかけとなったツイート
ネモトノリユキさんがプラクティス「象、腐った魚、嘔吐」を試し、その感想をつぶやいていた。
この「大きな腐った象が嘔吐した」という表現で、ふと思いついたのだ。
「大きい物体が腐ってる」って、それ、あれじゃん!
ふりかえり手法「巨神兵」
どういう手法?
風の谷のナウシカ(映画版)をモチーフにしたふりかえり手法。ふりかえり対象期間にとった、以下のような行動を省みる手法だ。
短期的に達成可能だが長期的には逆効果な行動
あとからふりかえってみるとリスクだった行動
達成したいこと、生み出したい価値を「巨神兵」とする。
そこに対して、短期的な達成には寄与するかもしれないが長続きしないような働きかけを「トルメキア」とする。
そして、達成に向けた働きかけのうち、リスクがあるものを「ペジテ」とする。
どういうときに適した手法?
目標の達成はできそうだけど、以下に該当するとき。
チーム内で若干不穏な空気がある
言語化できない不安感が漂っている
ナウシカが好き
触れづらい話題もメタファーを通してなら話せる
目標達成にむけ前進しているときに、感じているちょっとした違和感などは共有しづらいものだ。「なぎ払え!」と全力前進している中でその不安感を共有するのに、この巨神兵プラクティスは役に立つ。
「このままだと、達成するかもしれないけどすぐ崩れますよ」ということをメタファーを通じて伝えられるのだ。
ナウシカを知らない人たちが腹落ちできるかは知らないが、ぜひみなさん試してみてほしい。そして、まだまだ粗っぽい手法なのでフィードバックいただいてよりよいものにしたい。みなさん、私と一緒に、巨神兵を完全体にしてみませんか?
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