二月九日〜十五日
二月九日
東京から望月へ、バスで帰る。
車中ではオムラヂを2本。1本はミヒャエル・エンデの『モモ』がテーマの回。待つ、聴く、最後まで。分けてあげても減らないこと。どんどん分けてあげて自分がすり減っているとしたら、やり方を考えたほうが良いのかもしれない。自分を分けて人を助けるアンパンマンだって、ジャムおじさんがいないければ1回きりだ。
バスの中で、詩の朗読会へのお誘いをいただいた。
二月十日
トークイベントに参加するため、群馬は安中へ。碓氷バイパスを抜けて、家から1時間半ほどで到着。会場のつぐみBooks&Coffee でお茶をいただいて、イベント準備のために一旦クローズするとのことで、地図で見つけたパン屋さんに向かう。
13時を過ぎていたから売り切れているものも多くて、でも可愛いパン屋さんだった。お会計をお願いしたら、ものが少なくてすみませんと言いながら昨日焼きのパンをひとつオマケしてくれた。
公園でパンを食べて、再びつぐみさんへ。Lucha Libroの青木さんと建築家の光嶋さんのトーク。周りのお客さんとも仲良くなった。言葉の通じる人たちに出会うと、安心して、しばらくそこに居たくなる。
二月十一日
朗読会を聴きに松本へ。いろんな詩を書く人がいて、書かれた詩を声に出すと、また違う。字の並び、音の並び。参加していた方と話していたら詩集はありますか?と聞かれ、1部だけ持って来ていた詩集を渡すと、お返しにとその方も詩集をくれる。
ここ数日、職場のことが頭から離れたとき以外、頭がまわらない状態になっている。ご飯を炊く気にならなくて、送ってもらったお餅に助けられている。それでも味噌汁は作れて、味噌汁の底にお餅を入れて食べている。
変な感じだ。でもきっと押さえつけない方がいい。暴走したり落ち込んだりしそうで、ひとりでいない方が良い気がしたから、明日も明後日も休んで東京に帰ってみることに。
二月十二日
朝、ゆっくり起きる。エスケープのような心持ちで佐久平に向かって運転していると、だんだんスッキリしてきた。動くこと、作ること、コミュニケーションを求めているんだな。
二月十三日
久しぶりに淡島通りを歩いて、代官山の蔦屋書店へ。人文系の棚のところで1時間くらい経っていて、見たい写真集があったのにすっかり忘れていた。
お昼にパンを食べて、また歩いてSUNNY BOY BOOKSへ行き、世田谷公園の脇を通って、緑道を豪徳寺まで。サンマルクカフェで1時間くらい本を読んで帰る。たくさん歩いてスッキリ。梅ヶ丘や豪徳寺、良いところだなと改めて思う。
二月十四日
望月へ帰ることに。ほとんど放心状態のような感じで話していて、だから何を話しているんだか分からなくなったり、処理できずじわっと泣けてきたりするのだけど、まとまってくる所や気づきもある。乗りたかった新幹線を逃したりしつつ、なんとか帰宅。
二月十五日
フクジュソウが咲いた。
上田の図書館へ行き、製本や印刷、版画の本を借りる。ホームセンターやスーパーで買い物をして帰宅。『手づくりのアジール』読了。
気になっていたお店で『旅をする木』の読書会があると知り、申し込む。
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