一月三十一日 買えない時間
4時過ぎに目が覚め、本を読んだりボーッとして5時過ぎに起き出す。去年作った冊子を増刷するために、裁断までやってから朝の支度。
家の改装のことを教えてくれる方が、明日現地調査にやって来る。普段使っていない北側の部屋や2階も見るだろうから、今日のうちに掃除をしておく。2階には2部屋あり、片方の部屋は引っ越してからもほとんど手付かずの状態で、掃除機をかける前に掃き掃除から始める。天井が無く、壁に隙間があったりして半分外のような部屋なので、掃除にもちょっと気合いが要る。
全ての部屋に掃除機をかけ、特に気になるところは拭き掃除をして、ビリビリに破れていた障子を2枚張り替えたらお昼を過ぎていた。
図書館で本を返し、買い物をして、明日に備えてスリッパも調達して帰ると16時過ぎ。今日は温泉に行こうと決めていたから、お米を洗ってから向かう。途中、行ったことのなかった道の駅に寄ってみたら、品揃えが素晴らしくて思ったよりも長居。無休でやっているそうだから、ちょこちょこ寄ってみよう。車で30分くらいの範囲でも、直売所や道の駅が色々あってたのしい。
温泉の受付で、スタンプカードを作ってもらう。冷えると体が強張るし、気持ちも落ち込んでくるから、休みの日はできるだけ温泉に行こう。
少しのぼせるくらい温まって帰宅。掃除、買い物、食事。温泉に行った以外は休みらしいことも無く、ほとんど家事の一日。
休みらしい、と言ったって、生活に休みは無い。生活するって、本当は結構な時間がかかることなのだと思う。ご飯を作ったり、家を整えたり、服を作ったり、必要なことをしているだけで時間は過ぎ、日々やり残していることはいくらもある。私のやりたいことは何だって時間がかかることばかりだし、眠りも必要だから、せかせかしているようには見えなくても時間を目一杯使っている。お金で買える時間もあるようだけれど、どうやら私の時間はお金では買えない。