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種火舎

"Life is what happens to you while you are making other plans.”
初めて星野道夫さんの著書を読んだ時に出会った言葉。
この時はまさに、自分が思い描いていたのとは全く違う状況に置かれることになり、それ故にこの言葉が腑に落ちた。思いもよらないことが人生を作っていくのだと。

今は、思いもよらない道行きでも、やがては思い描くところに向かっていくのだと思えてきた。
追い求めるとか、貫くというのではなく、
思い描くことを、掲げるでも仕舞い込むでもなく、ただそれが"ある"ことを認めておく。思いもよらない展開や変化も認めながら、思い描くことを止めずにいる。
小さく小さく、それでも消えはしないように。

いつでも火を起こせるように、消さずに残しておく小さな火を"種火"という。
身に起こることや自らの行いは、種火を見出すこと、種火を絶やさぬことのためにあるように思う。
そして、その種火によってこそ、大きな巡りの中で、思い描く方へと向かえるように思う。


" 種火舎 "を始めてみます。

種火舎は
所の名前です
壁も屋根もありません
地図の上にもありません

歩いたり
作ったり
観たり
聴いたり

どこにあって
何をして
つまるところ、何なのか
定まらぬまま
ある所

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