2024.6.11
上田に戻って3週間が経った。前に住んでいた所とは離れているけれど、去年と同じ畑に種を蒔き、ばったり知人と出会したり、帰って来た気分だ。ガソリンスタンドのおじさんまでも「久しぶりじゃん〜」と声をかけてくれた。
美しい村新聞の文章を書いて、しばらくは時間があるし、考えたこと、見聞きしたことを、消化していくような時間にしようと思った。
興味の湧いたことを抑える必要はないけれど、気や足が向かなければ、向けようとしない。
昨夜は小さな読書会に行った。メンバーはふた回りくらい年上の方たちで、課題図書は無く、それぞれが話したい本を持ってきて順番に話していく。『クラバート』を持って行って話した。他の皆さんは『脳はいかに治癒をもたらすか』『苦海浄土』『言語の力』。
25歳でそんな風に感じるようになるなんて、とても苦労されてるのね、と言われた。たしかに密度の濃い、分厚い25年間だ。
「天然酵母のパンを焼く」をやってみたかったから、ドライの白神こだま酵母を買ってきて、家にある地粉でやってみた。昨日初めて焼いて、今朝も焼いて、両方を比べてみて、昨日のが失敗だったことが分かった。ココアと豆乳と米粉でクリームも作って、それを挟んでチョココロネのようにして、おやつに食べた。
材料を混ぜてひとまとめにして一次発酵、成型して焼く前に二次発酵。ひと作業ごとに寝かせて休ませないと膨らまない、それが良い。
畑の棉の芽が伸びてきて、それでもまだ綿毛をのせていた。今年も、葉物の若葉はだいぶ虫に食われている。さつまいもの茎は、植え付けた後しばらくはしんなりしていて、心配だったけれどしっかり立ち上がってきた。