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二月十六日〜二十二日

二月十六日

出勤して、午前と午後にミーティングがひとつずつ。
午前の方では、木彫りサークルが実現するかもしれない話になり愉しみ。
午後のミーティングは、システム作りや相談など2時間くらい。
明日の朝、上田で農民美術の講座をされている方が見学に来ることに。



二月十七日

朝から来客が続き、レーザーの対応、施設の案内などなど、ひと心地ついた頃には15時近くなっていた。
3世代で来たご家族、そのお子さんは3兄弟で、お父さんが製作している間も一生懸命遊んで、ひと足先に帰ることもなく一日過ごしていた。ちょこちょこ一緒に遊んで元気が出た。



二月十八日

出勤して掃除を始めたら電話がかかってきて、なんだか頭がまわらず、ゆっくりゆっくり答えた。
掃除を再開したら3人連れのお客さんが来て、レーザーの説明や施設の案内を。木工やダーニング、田んぼをされている方々で、縫い物を褒めてくれたり、今度ダーニングを教えてもらうことになった。

夕方はお客さんもいなかったので、みんなで少し早めに帰る。



二月十九日

出勤して、昨日頼まれた縫い物仕事をする。少年野球のBSOのカウントボードを修理することになり、ボードのカバーの布が破れていたから、内側に当て布をして縫い直していく。
その後は機械の操作を教わって、他はあまり記憶がない。お客さんも帰り、明日青森へ行く準備もあるから、15分くらい早めに退勤した。



二月二十日

7時過ぎに家を出て佐久平へ向かい、そこから新幹線を乗り継いで青森へ。大宮からの東北新幹線は満員だったよう。

お昼前に新青森駅に着き、バスは大行列だったので歩いて青森県立美術館へ。雪が積もっているところもあるけれど、札幌にいた頃のことを思うとだいぶ雪が少ない。
美術館の手前に三内丸山遺跡があり、その食堂でお昼を食べてから美術館で母と妹と合流。奈良美智さんの展示を、2時間余りかけてゆっくりと。シャガールの、バレエの背景画も観ることができた。

青森駅までタクシーに乗り、そこから歩いてホテルへ。陽が沈み、風が強くなって冷え込んでくる。それでも気温は0℃ほど。
外で夕飯を食べてホテルに戻り、喋ったり明日のことを考えたりして、寝る頃には23時半を回っていた。



二月二十一日

朝、曇り空で、朝焼けは見えず。7時半頃ホテルを出発。風が弱まり、昨夜よりは暖かく感じる。
朝食を食べたりして、9時発のバスで三内丸山遺跡へ向かい、1時間くらい遺跡で過ごす。竪穴式住居の中は焚火の匂いがした。雪に埋もれているものもあったから、夏は、もっとたくさん見るものがあるのだろうなぁ。
それから美術館のカフェに寄り、バスで新青森駅へ戻る。バス停へ向かう時に見覚えのある方とすれ違い、たぶん上田で一度会ったことのある方だった。今度会ったら言ってみよう。

新青森駅でお弁当を買って新幹線に乗り込む。展示を観ていて自分でも描きたくなり、鉛筆で火を描いた。行きと同じように大宮で乗り換え、佐久平に着くと雨が降っていた。



二月二十二日

朝、ゆっくり起きる。昨夜の雨が雪になっていた。
画材屋さんへ行き、鉛筆や絵の具を買ってみる。本屋に似たような、時間を気にせずボーッと棚を眺めていても良いような空気を感じる。
買い物をして帰り、ハガキサイズの朴の板に文字を写す。また頭が回らないけれど、ともかく描いたり彫ったりしてみよう。

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