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一月二十六日〜三十日 違和感をひとつひとつ

一月二十六日


煮詰まっているというよりも、小さな違和感をひとつひとつ受け取るうちに空きがなくなっていくような感じかも、と思えてきた。あぁ、そうなるのね、と感じるくらいで、違和感の理由を考えたりはしていないけれど、重なってくると一杯一杯になるよう。何と言われても自分はこう!というのはあまり無く、かといって自分の感覚は閉じ込めきれず、ゆらゆらしているのだと思う。

先日縫った布が木のフレームに額装されて、作品になって帰ってきた。クリとケヤキのフレーム。フレームの作者は、数日後に長野を出て新天地へ。このフレームが長野で最後の仕事で、プレゼントしてくれるという。ありがたや。



一月二十七日


親子連れの団体さんが来館。子どもの見守り役として、市や社協で子どもの居場所づくりをされている方も数人いらっしゃる。受付に置いていた木彫りのクマに興味を持ってくれ、今日これから会う人へのお土産にしたいと。ひとつしか無いので渋ったけれど、彫りたいのだしまた彫れば良いと思い直し、購入していただく。その流れで少し話をして、連絡先を交換する。ももこさんというお名前で、あたたかい言葉をたくさんかけてくださった。

団体さんが帰った後は静かな午後。クリの木でスプーン作りを始める。



一月二十八日


4時半に目が覚める。Lucha Libroのご夫婦が配信しているオムライスラヂオが面白くて、1本聴きながら縫い物をし、2本目を聴きながら朝ご飯とお弁当の用意。その後、思い立って散歩に出る。昨日のおかげもあって、だいぶ元気が出てきた。

午後、住宅相談のお客さんがご家族で来館。5歳の活発な男の子がいて、2時間ほど付きっきりで見守り役をした。工作好き、賢くて口も達者で、でも蝶々結びを頼んできたり、帰る頃になって口数が減っていたりして可愛かった。縮こまらずに大きくなってくれたら良いなぁと願うばかり。



一月二十九日


朝、ゴミ出しに出ると、途中の家からご近所さんが出てくる。初めて会う方だったけれど、集積所まで一緒に歩き、帰りも一緒に。私のことは知られていて、「あの畑の草全部刈ったんだって?すごいなぁ!よく機械使えたなぁ!え、初めて?よくやったなぁ!」とたくさん褒めてもらいホクホク。

昨日のタングラム作りに続き、今日はパズル作り。途中まで進めておいて、スプーンの仕上げを。柄の角度がポイント。

一月三十日


夢の中で色んな人に会って、5時半頃目覚める。出勤前に玄関の掃除と片付け。

出勤後は昨日のパズル作りの続き。倉庫を探索したらたくさんの色の塗料が出てきて、いくつか好きな色を選んで工房へ持ち帰る。今日で色塗りにハマってしまった。細めの筆とバケツが要るな。

ふらっと立ち寄ってくれたお客さんを案内していて、見送る段になって「いつもいらっしゃいますか?」と聞かれる。「開いてる日は大体います!」と言うと、「良かったぁ、また来ます!」と言ってくれ、何とも言えず嬉しい。

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