🟦NXPとZFの次世代SiCベースのトラクションインバータでの提携とは?
🟦NXPとZFの次世代SiCベースのトラクションインバータでの提携
NXPと自動車部品メーカーZFは、電気自動車(EV)向けの次世代SiCベースのトラクションインバータソリューション開発に向けて提携しました。この提携は、EVの安全性、効率性、航続距離、性能を向上させ、CO2排出量削減と持続可能性の促進に貢献します。
🟦SiCパワーデバイスの性能を最大限に引き出す
電気自動車(EV)の電気パワートレインにおいて、トラクションインバータはバッテリーからの直流(DC)電圧をモーターを駆動する交流(AC)電圧に変換する重要な役割を担っています。近年、炭化ケイ素(SiC)パワーデバイスを用いたSiCベースの設計が主流となりつつあり、EVの性能向上に大きく貢献しています。
SiCパワーデバイスは、従来のシリコン製デバイスと比べて、高いスイッチング周波数、低い導通損失、優れた熱特性、高電圧での高い堅牢性といった優位性を持っています。しかし、その性能を最大限に引き出すためには、高電圧絶縁ゲートドライバーが必要不可欠です。
近年、EVバッテリーの電圧は、従来の約400Vから800Vへと高電圧化が進んでいます。これは、特に高級車を中心に急速に広がりつつあります。ZFの次世代EV用800V SiCベースのトラクションインバーターソリューションは、NXPの高電圧絶縁ゲートドライバーを採用しました。
🟦まとめ
800Vバッテリー対応半導体の増加は、800V電池EVの普及を加速させる可能性があります。
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