🟦エンタープライズSSD市場@2024年第1四半期
🟦エンタープライズSSD市場@2024年第1四半期
2024年第1四半期のエンタープライズSSD市場は、前四半期比62.9%増の37億5800万ドル(約5900億円)と大幅に成長しました。
この成長は、主に以下の要因によるものです。
大容量SSDに対する需要増加
AIサーバーによるQLC SSDの採用増加
サプライヤーの生産減少
AIサーバーにおけるQLC SSDの採用は、今後さらに加速していくと予想されます。QLC SSD(Quad-Level Cell SSD)は、1つのNANDフラッシュメモリセルに4ビットのデータを保存できる固体記憶装置です。従来のTLC SSD(Triple-Level Cell SSD)と比較して、高密度なデータ保存が可能となり大容量化と低価格化を実現できます。
🟦主要サプライヤーの動向
エンタープライズSSD市場の主要サプライヤーは、サムスン、SKグループ(SK hynixおよびSolidigm)、マイクロン、キオクシア、ウエスタンデジタルです。
主要サプライヤーの動向
サムスン:
北米顧客への大容量SSD供給とQLC SSD製品の認定により、過去最大の出荷量を記録しました。SKグループ:
AI顧客によるQLC SSDの採用増加により注文が2倍に急増しました。マイクロン:
数量と価格の上昇により高い収益を上げました。キオクシア:
北米顧客からの継続的な注文が影響しました。ウエスタンデジタル:
製品が限定されている影響で収益増加は他社以下となりました。162層QLC SSDの量産とPCIe 5.0 SSDの生産加速に向けて取り組んでいます。
🟦まとめ
AI関連メモリ市場において、SKグループがHBMとQLC SSDの両分野で圧倒的な存在感を示しています。
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