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🟦TSMC熊本第1工場で量産開始!

熊本県菊陽町に位置するTSMC国内第1工場が、幅広い用途に対応する先端ロジック半導体の量産を開始しました。この新たな取り組みが日本の半導体供給網を大きく変える鍵となります。


🟦 TSMC熊本第1工場で量産開始!ロジック半導体の一大生産拠点に

 熊本県菊陽町で、台湾の半導体製造大手TSMCが国内第1工場での量産をスタートしました。この工場では、スマートフォン、自動車、産業機器などの幅広い製品に使用される回路線幅12〜28ナノメートルの半導体を、月間5万5000枚の生産能力で製造します。2021年秋に工場建設が決まり、2022年4月の着工からわずか約3年という驚異的なスピードで量産開始に至ったことは、半導体産業の復活に向けた日本の大きな一歩です。また、TSMCの第2工場建設も控えており、さらなる技術進化が期待されています。

量産開始までの道のり

  1. 2021年秋

    • TSMCが熊本県菊陽町で第1工場建設を決定

  2. 2022年4月

    • 第1工場の建設が正式に着工

  3. 2024年2月

    • 工場の開所式を実施、試作段階に移行

  4. 2024年12月

    • 予定通り量産が開始されたことを発表

🟦 なぜこの動きが重要なのか?

 この量産開始は、日本が失っていた先端半導体技術の復権を目指す上で大きな転機となります。国内での先端ロジック半導体の製造が可能になったことは、経済安全保障の観点からも非常に重要です。特にTSMC第1工場は、国が1兆2000億円という巨額の補助金を投じたプロジェクトであり、政府の積極的な支援が成功を後押ししました。

🟦 まとめ

TSMC熊本第1工場での量産開始は、日本の半導体産業が復活し、グローバル競争に再び参加するための重要なステップです。この取り組みが、国内の供給網を安定させ、地方創生のモデルケースとして成功を収めることを期待します。

 計画通りに2024年内の量産開始を実現できたことは、TSMCの卓越した技術力だけでなく、それを支えた日本の関係者や地域社会の協力の賜物ですね。

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