🟦米オンセミ、チェコに20億ドル投資
🟦米オンセミ、チェコに20億ドル投資
米半導体大手のオンセミは、チェコ共和国に炭化ケイ素(SiC)パワー半導体製造工場を新設するため、向こう数年間で20億ドル(3200億円)を投資すると発表しました。EVやAIの普及で電力効率に優れたSiCパワー半導体の需要が高まる中、欧州でのサプライチェーンを構築し、事業拡大を目指します。
チェコ政府は、今回の投資を歓迎しており、今後も外資誘致に力を入れていく方針です。この投資は、チェコ共和国における雇用創出や経済発展に貢献することが期待されます。
🟦EV・再エネ市場拡大で競争力強化
SiCパワー半導体は、電力効率に優れているため、EVや再生可能エネルギーなどの分野で広く使用されています。オンセミは、チェコにシリコン結晶成長、シリコンおよびSiCウェーハ製造(研磨およびエピタキシャル成長)の生産設備を既に保有しており、今回の投資はブラウンフィールド投資となります。今回の投資では、SiCウェーハ工場を含む生産設備の増強が行われます。これにより、オンセミは先進パワー半導体向けウェハからエンドツーエンドのSiC生産体制を確立することができ、EVや再生可能エネルギーなどの市場における競争力を強化することができます。
🟦まとめ
東欧のチェコ共和国も、近年注目を集めている半導体産業への投資を加速させています。EUは、中国への半導体依存度を低減し、域内での半導体生産能力を強化することを目指しており、チェコもその一翼を担うことをめざしているんでしょうね。
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